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第95回 ゲームストーミング(2)〜ステークホルダー分析(2017/04/04)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代

◆ゲームストーミング(2)〜ステークホルダー分析

前々号の記事では、書籍「ゲームストーミング」について取り上げました。

ゲームストーミング」(著:デイブ・グレイ他、出版:オライリー・ジャパン、監訳:野村恭彦、2011)

また、前号では、ゲーム開幕(発散)の手法である「アンチプロブレム」というゲームを取り上げました。

本号では、開幕のゲームである「ステークホルダー分析」を取り上げます。

ステークホルダー分析と言えば、プロジェクトの立上げプロセス群である「ステークホルダー特定」プロセスのツールと技法のひとつであり、ゲームとして扱われているとは驚きです。

そもそも、ステークホルダーとは、「賭博の掛け金の保管者」という意味だそうで、18世紀から使われていたそうです。現在は、決定に大きな影響を与えそうな人や影響を受けそうな人という意味で、良く、使われているそうですが、プロジェクトマネジメント的には、プロジェクトの利害関係者ですね。

ゲームストーミングでは、プロジェクトの開始時点で、本ゲームを行い、ステークホルダーに対する戦略を立てるために使うゲームだそうです。まあ、同じ意味ですが。

手順は、ステークホルダーを把握するための基準として、一般的なものは、影響力と利害関係であり、次の質問にて、ステークホルダーをリストアップします。

・誰がプロジェクトの影響を受けるか
・誰がプロジェクトの責任をもつか
・誰がプロジェクトの決定権を握るか
・誰がプロジェクトを支援できるか
・誰がプロジェクトの障害となるか
・誰がこれまでに、同様のプロジェクトにかかわってきたか

一般的に、上記の質問にて、

・顧客、ユーザ、利益を受ける人
・作業を行うチームメンバー、組織
・プロジェクトの管理者
・プロジェクトに資金を提供する人
・その他、影響力のある関係者や組織

などのステークホルダーが挙げられます。

ゲームストーミングですので、これらのステークホルダーは、付箋に記入し、ホワイトボードや、模造紙などに貼り出します。基準が影響力、利害関係ですので、4つの象限に区切り、付箋をそのグリッド(マトリクス)にマッピングします。
もちろん、基準は、影響力と利害関係だけに限ったことでありません。

PMBOK(R)では、権力と関心度、権力と関与度、関与度と影響度などが挙げられています。

そして、次の質問を行い、ステークホルダーに対する戦略を決めていきます。

・いつ、誰に何を伝えるべきか
・いつ、誰に何を相談するべきか
・それぞれのステークホルダーに対処する責任は誰にあり、いつどのように実行するのか

次号では、ステークホルダーマネジメントの一環(のゲーム)として、「誰がどうする」を取り上げます。

また、以下のコラムでもステークホルダー分析について取り上げています。

PMの道具箱

 第10回 ステークホルダー影響グリッド

 第18回 ステークホルダー分析

 第53回 ステークホルダー一覧表

 第55回 ステークホルダーキューブ

◆参考資料
ゲームストーミング」(著:デイブ・グレイ他、出版:オライリー・ジャパン、監訳:野村恭彦、2011)

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  講師:鈴木道代(株式会社プロジェクトマネジメントオフィス,PMP,PMS)
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4.概念的に考えて具体的に行動する
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 ・本質を見極める
 ・洞察力を高める
5.ステークホルダーと良い関係を作る・WinWinの関係
 ・(演習5)期待と要求のロールプレイ
6.まとめ
 ・(演習6)カレンシーを再考する
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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