イノベーションなど、展開の流動的で、不確実性が高いプロジェクトでは計画を作るのが難しくなります。
そのような場合の対応の仕方は2つあります。一つは、計画や管理を厳しくすることです。計画や管理のサイクルを短かくするとともに、リスクも徹底的に管理するという方法です。もう一つは逆に、管理を緩くする方法です。この場合には、計画の範囲を狭くし、できるだけ現場の判断に任せます。
実際に、この違いは、たとえばウォーターフォールとアジャイルといった形で実施されています。
基本になるマネジメントサイクルは、前者はPDCAサイクルですが、後者を行うには別のマネジメントサイクルが必要です。その一つがOODAサイクルと呼ばれるものです。OODAサイクルは、米軍により機動戦に対応するために開発されたもので、
Observe(観察):とにかくよく相手を観察する
Orient(方向づけ):過去の経験や知識を総動員して、何をすべか状況判断をする
Decide(決心):決心する
Act(実行):実行する
の4ステップからなるマネジメントサイクルです。その背景には孫子の兵法やトヨタ経営方式があるといわれています。
このような性格の異なるマネジメントサイクルを導入することはプロジェクトマネジメントには適しています。プロジェクトマネジメントの基本的な計画の考え方は、組織で承認する部分と、プロジェクトに任せる部分に分けることにあります。このため、組織で承認する部分にはPDCA、プロジェクトに任せる部分はOODAを導入し、両者をうまく統合することによってマネジメントをコンセプチュアルにすることができます。
本講座では、このような考えでPDCAとOODAを統合することにより、コンセプチュアルなプロジェクトマネジメントを行う方法を解説します。イノベーションのプロジェクトマネジメント、組織変革のプロジェクトマネジメントなど、不確実性の高いプロジェクトのマネジメントを担当するプロジェクトマネジャーやマネジャーの方にお薦めのセミナーです。
※7時間(ハーフセミナーは、4時間、事前学習3時間、ナイトセミナーは、2時間×2日、事前学習3時間)にて、Zoomによるオンライン開催を実施します。事前学習は、ビデオ講義と、個人演習です。
ブログの関連記事はこちらです。
お申込フォームはこちらです。
PMPの方へ
本コースは、7PDU(Course or Training Ways of Working 1,Power Skills:3,Business Acumen:3)発行します。PMIの新CCR発表により、PDU証明には、サブカテゴリー別にPDU数を明記することになりました。
新CCRでは、PMP更新には、3年間で各サブカテゴリーごとに8PDU以上が必要です。
詳細は、PMIホームページまたは、PMI日本支部ホームページをご参照ください。
「PMI」、「PMP」は、米国Project Management Institute, Inc.の米国その他の国における登録商標です。
下記項目にご入力後、送信ボタンをクリックしてください。*は必須項目です。
セミナーについてのお問い合わせはこちらからお願いします。
受付後、数分後に受付確認メールが届きます。届かない場合は、申し込みメールアドレスに誤りがありますので、お手数ですが、再度、お申し込みください。
開催が決定次第、メールにてお知らせし、請求書をお送りしますので、しばらくお待ちください。中止の場合は、開催1週間までにご連絡いたします。キャンセルのお取り扱いはこちらをご覧ください。
メールアドレスご入力後、送信ボタンをクリックしてください。*は必須項目です。
受講申込みされた方には、開催決定次第、開催決定をメールでお知らせしますので、下記項目の入力は不要です。
受付後、数分後に受付確認メールが届きます。届かない場合は、申し込みメールアドレスに誤りがありますので、お手数ですが、再度、送信してください。
メールアドレスご入力後、送信ボタンをクリックしてください。*は必須項目です。
受付後、数分後に受付確認メールが届きます。届かない場合は、メールアドレスに誤りがありますので、お手数ですが、再度、送信してください。
後ほど、メールまたはお電話にて、お問い合わせ内容について、ご連絡いたします。