従来のプロジェクトマネジメントでは、できるだけ成果物を確定的にし、その生成を具体的に計画し、着実に実行し、成果を上げることが求められてきました。
ところが、VUCAと呼ばれる時代を迎え、このような進行ができるプロジェクトは少なくなり、
・変動性や不確実性が大きい
・規模が大きく、複雑である
・新規性が高く、すべきことが曖昧である
といった特徴のあるプロジェクトが目立つようになってきました。VUCAとは「Volatility」(変動が激しく不安定)、「Uncertainty」(不確実性が高い)、「Complexity」(複雑である)、「Ambiguity」(曖昧である)という言葉の略語ですが、プロジェクトにもVUCAな特徴をもたらしているわけです。
このような特徴を持つプロジェクトに対して、確定的で具体的な成果物生成の計画を作ることは難しく、リスクマネジメントの効用にも限界があります。この中で、着実に成果を上げるにはどのようなプロジェクトマネジメント求められています。
従来のプロジェクトマネジメントのポイントが目標設定と計画策定であったのに対して、VUCAなプロジェクトに対するマネジメントでは、臨機応変な対応が求められるため、目標設定や計画策定より重要になってくるのがそこに至るまでのプロセス、つまりプロジェクトデザインです。何か変動があったときに、計画や目標を迅速かつ柔軟に変更することが必要なためです。
本セミナーでは、実践的なプロジェクトデザインを学びます。デザインのプロセスとして、戦略上のプロジェクトへの落とし込み、あるいは顧客要求のプロジェクトへの落とし込みから考えていきます。この落とし込みには多くの可能性があるため、本セミナーでは戦略や要求と併せてパーパス(プロジェクトや企業、事業の存在意義)を起点し、その実現シナリオを検討します。
プロジェクトやプログラムはそのシナリオを実現するものであると位置づけ、プロジェクトコンセプトを創ります。コンセプトの中には、プロジェクトの方針や、プロジェクトの目的、目標が含まれ、さらにプロジェクト目標からプロジェクト計画(プロジェクトマネジメント計画)に展開していきます。
このようなプロジェクトデザインを行うには
「成果と成果物の区別」
がポイントになります。つまり、プロジェクトの作業の結果として生まれてくる成果物をプロジェクトの成果にどのように位置づけていくかを決めていくというコンセプチュアルなプロジェクトマネジメントです。
本セミナーでは、このようなプロジェクトマネジメントの上流工程、いわゆる「プロジェクトデザイン」の方法論を学び、体験してみるセミナーです。
現在実施しているプロジェクトマネジメントに限界を感じているプロジェクトマネジャー、今後VUCA時代のプロジェクトをマネジメントする仕事をしたいと考えている人、プロジェクトマネジャーの指導的立場にある人やプログラムマネジャーにお薦めしたいセミナーです。
※ZOOMによるオンライン開催(3.5時間×2日間)です。
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新CCRでは、PMP更新には、3年間で各サブカテゴリーごとに8PDU以上が必要です。
詳細は、PMIホームページまたは、PMI日本支部ホームページをご参照ください。
「PMI」、「PMP」は、米国Project Management Institute, Inc.の米国その他の国における登録商標です。
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