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第56回 ステークホルダーマネジメント計画(2)(2013/11/06)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆ステークホルダーマネジメント計画(2)

第53回では、ステークホルダー知識エリアの立上げプロセスであるステークホルダ
ー特定のアウトプットであるステークホルダー登録簿として、PMstyleで使っている、
ステークホルダー一覧表について、第54回では、ステークホルダーマネジメント計
画について取り上げました。
第55回では、ステークホルダー分析のツールとして、ステークホルダーキューブを
取り上げました。

第53回 ステークホルダー一覧表

第54回 ステークホルダーマネジメント計画

第55回 ステークホルダーキューブ

第54回のステークホルダーマネジメント計画では、ステークホルダー影響グリッド
によるステークホルダー分析からの計画立案について、書きました。

 第10回 ステークホルダー影響グリッド
 
今回は、ステークホルダーキューブによるステークホルダー分析からの計画立案につ
いて、取り上げます。

ステークホルダーキューブでは、次の3次元にて、ステークホルダーを分析します。

・ステークホルダーがプロジェクトに対して妨害する可能性
・ステークホルダーがプロジェクトに対して支援する可能性・
・プロジェクトに対して、肯定的か否定的か

この3軸を考えますと、最もマネジメントが必要なステークホルダーは、

・妨害する可能性:高
・支援する可能性:高
・プロジェクトに対して:否定的か

であり、妨害する可能性を下げるか、プロジェクトに対して肯定的になってもらうよ
うなマネジメントを行います。

そのためには、なぜ、プロジェクトに対して、否定的なのかを考え(推定し)、相手
の世界を理解することが必要です。

相手の世界を理解し、相手が大切にしているものは何か、プロジェクトに対して肯定
的になってもらうためには、相手との交換価値は何なのかを考えていき、それをコミ
ュニケーションにて実現していくことになります。

相手の世界を理解し、交換価値を考えることについては、『影響力の法則』のコラム
をご覧ください。

 影響力の法則  

続きは、次回に。

◆顧客(ステークホルダー)に関連するセミナーを開催します
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「影響力の法則(R)」を活かすステークホルダーマネジメントの実践◆7PDU's
  日時・場所:【Zoom】2025年 02月 18日(火)9:30-17:30(9:20入室可)
      【Zoomハーフ】2025年 01月 08日(水 )13:00-17:00+3時間
     【Zoomナイト】2025年 01月 29日(水)31日(金) 19:00-21:00+3時間
       ※Zoomによるオンライン開催です
       ※ナイトセミナーは、2日間です
       ※ハーフセミナー、ナイトセミナーは、事前学習が3時間あります。
       ※少人数、双方向にて、ディスカッション、ロールプレイを行います
  講師:鈴木道代(株式会社プロジェクトマネジメントオフィス,PMP,PMS)
  詳細・お申込 https://pmstyle.biz/smn/influence20.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、PMAJ共催
  ※Youtube動画「ステークホルダーマネジメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【カリキュラム】
1.ステークホルダーマネジメントとは何か
2.ステークホルダーの特定
 ・(演習2)ステークホルダーリスト
3.影響力の法則(R) ・影響力とは何か?
 ・(演習3)カレンシーを考える
4.概念的に考えて具体的に行動する・コンセプチュアルスキルとは
 ・本質を見極める
 ・洞察力を高める
5.ステークホルダーと良い関係を作る
 ・(演習5)期待と要求のロールプレイ
6.まとめ
 ・(演習6)カレンシーを再考する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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