◆ステークホルダーマネジメント計画(3)
今回は、ステークホルダーマネジメント計画の3回目です。
前回は、ステークホルダーキューブで分析した
・妨害する可能性:高
・支援する可能性:高
・プロジェクトに対して:否定的か
の、最もマネジメントが必要なステークホルダーについて、
・妨害する可能性を下げる
・プロジェクトに対して肯定的になってもらう
ためのマネジメントについて、取り上げました。
また、なぜ、プロジェクトに対して、否定的なのかを考え(推定し)、相手の世界を理解し、交換価値を考え、コミュニケーションにて実現していくようなマネジメントを行うと述べました。
それでは、他のステークホルダーに対して、どのようなマネジメントを行うのでしょうか。
基本的には、ステークホルダーマネジメントには、次の4つの戦略があります。
・ポジションを維持する
・否定的な姿勢から肯定的な姿勢に変える
・支援への可能性を活性化する
・妨害の可能性を引き下げる
そして、そのための作戦として
・適合する
・妥協する
・放逐する
・無視する
があり、プロジェクト期間中にどのような行動をとるのかを決め、コミュニケーションとして、実現していきます・
コミュニケーションには、相互作用プロセス、意味伝達プロセス、影響プロセスの3つのプロセスがあり、この3つのプロセスを駆使し、ステークホルダーへのマネジメントを実施します。
コミュニケーションの3つのプロセスについては、詳しくは
PMの道具箱 第4回 コミュニケーションとは
をご覧ください。
◆顧客(ステークホルダー)に関連するセミナーを開催します
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「影響力の法則(R)」を活かすステークホルダーマネジメントの実践◆7PDU's
日時・場所:【Zoom】2025年 02月 18日(火)9:30-17:30(9:20入室可)
【Zoomハーフ】2025年 01月 08日(水 )13:00-17:00+3時間
【Zoomナイト】2025年 01月 29日(水)31日(金) 19:00-21:00+3時間
※Zoomによるオンライン開催です
※ナイトセミナーは、2日間です
※ハーフセミナー、ナイトセミナーは、事前学習が3時間あります。
※少人数、双方向にて、ディスカッション、ロールプレイを行います
講師:鈴木道代(株式会社プロジェクトマネジメントオフィス,PMP,PMS)
詳細・お申込 https://pmstyle.biz/smn/influence20.htm
主催 プロジェクトマネジメントオフィス、PMAJ共催
※Youtube動画「ステークホルダーマネジメント」
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【カリキュラム】
1.ステークホルダーマネジメントとは何か
2.ステークホルダーの特定
・(演習2)ステークホルダーリスト
3.影響力の法則(R) ・影響力とは何か?
・(演習3)カレンシーを考える
4.概念的に考えて具体的に行動する・コンセプチュアルスキルとは
・本質を見極める
・洞察力を高める
5.ステークホルダーと良い関係を作る
・(演習5)期待と要求のロールプレイ
6.まとめ
・(演習6)カレンシーを再考する
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鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。
本連載は、PM養成マガジン購読にて、最新記事を読むことができます。