本文へスキップ

イノベーション実践、コンセプチュアルスキル、プログラムマネジメント、プロジェクトマネジメント、PMOについての最先端の情報、研修、セミナー、コンサルティングをお届けします。

第54回 ステークホルダーマネジメント計画(2013/10/11)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆ステークホルダーマネジメント計画

前回は、ステークホルダー一覧表について、取り上げました。
ステークホルダー知識エリア、立上げプロセスのステークホルダー特定のアウトプット、ステークホルダー登録簿のことですが、PMstyleでは、ステークホルダー一覧表と呼んでいます。

PMの道具箱 第53回 ステークホルダー一覧表

また、前回は、特定したステークホルダーは、どんなステークホルダーなのかについて分析するためのツールであるステークホルダー影響グリッドについて、ご紹介しました。

PMの道具箱 第10回 ステークホルダー影響グリッド

本号では、ステークホルダーの期待のマネジメントを行うための計画であるステークホルダーマネジメント計画について、取り上げます。

プロジェクトを成功させるためには、ステークホルダーのプロジェクトへの参画意識が重要です。
その参画意識を高めるためには、まず、ステークホルダーがそのプロジェクトに対して何を期待しているのかを把握することが欠かせません。

例えば、PMの上司は毎週、進捗の細かな報告を要求してくるが、実は、納期通りに終わるかどうか、リソースが足りているかどうかを心配しているだけで、今後のマイルストーンの完了予測と今後発生しそうなリスクの情報があれば十分であったりします。
そして、それは、部署内の複数プロジェクトの予定通りの完了とリソースの平準化を期待していたということが本音だったりします。そして、さらに、部署の予定通りの売上達成を最終的に期待しているのが心の声で、そのプロジェクトの進捗はどうでも良くて、納期通りに終わればOKだったりします。

ですが、その上司には、必要な時には必要な支援をしてほしいわけですので、その上司の期待を満足することで、プロジェクトのステークホルダーへの期待も満足して欲しいわけです。双方に期待があることになります。

平たくいいますと、交換条件ということですね。

従いまして、その双方の期待を何でマネジメントするのかと言いますと、ステークホルダーには指示や命令はできませんので、影響力を駆使することになります。影響力については、詳しくはこちらをご覧ください。

   影響力の法則 

そして、ステークホルダーの期待を満足するとともに、プロジェクト側としてはステークホルダーに動いてもらうために、適切な交換価値(交換条件ではなく)とは何かを予測し、その交換価値をコミュニケーションで実現していきます。

◆顧客(ステークホルダー)に関連するセミナーを開催します
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「影響力の法則(R)」を活かすステークホルダーマネジメントの実践◆7PDU's
  日時・場所:【Zoom】2025年 02月 18日(火)9:30-17:30(9:20入室可)
      【Zoomハーフ】2025年 01月 08日(水 )13:00-17:00+3時間
     【Zoomナイト】2025年 01月 29日(水)31日(金) 19:00-21:00+3時間
       ※Zoomによるオンライン開催です
       ※ナイトセミナーは、2日間です
       ※ハーフセミナー、ナイトセミナーは、事前学習が3時間あります。
       ※少人数、双方向にて、ディスカッション、ロールプレイを行います
  講師:鈴木道代(株式会社プロジェクトマネジメントオフィス,PMP,PMS)
  詳細・お申込 https://pmstyle.biz/smn/influence20.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、PMAJ共催
  ※Youtube動画「ステークホルダーマネジメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【カリキュラム】
1.ステークホルダーマネジメントとは何か
2.ステークホルダーの特定
 ・(演習2)ステークホルダーリスト
3.影響力の法則(R) ・影響力とは何か?
 ・(演習3)カレンシーを考える
4.概念的に考えて具体的に行動する・コンセプチュアルスキルとは
 ・本質を見極める
 ・洞察力を高める
5.ステークホルダーと良い関係を作る
 ・(演習5)期待と要求のロールプレイ
6.まとめ
 ・(演習6)カレンシーを再考する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

メルマガ紹介

本連載は、PM養成マガジン購読にて、最新記事を読むことができます。

Youtube始めました。チャンネル登録お願いします。PMstylebiz


書籍&チケットプレゼントはこちらから

お薦めする書籍

メルマガ購読

ブログ

公開セミナー(カテゴリー別)
日付順  カレンダー

お客様の声(掲載をご許可いただいた受講者の方のアンケート結果)

PMコンピテンシーとは

サイト内検索

Facebook

Facebook