No44. 要求事項収集(3)《PMstyle》(2015.12.15)
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【目的】顧客が要求するプロジェクトのアウトプットが何かを理解する
【用途】プロジェクトの立上げと計画時に顧客の要求を明白にする
【効用】顧客のニーズとビジネス価値に合致した成果物を提供できる
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◆要求事項収集(3)
前回は、「要求事項トレーサビリティ・マトリクス」について、取り上げました。
PMstyle Kit No43. 要求事項収集(2)
https://pmstyle.biz/column/kit/kit43.htm
PMstyleでは、顧客、ステークホルダーがプロジェクに求めるものは、顧客のニーズとビジネス価値に合致した成果物は、もちろんですが、その成果物を作り込んでいくプロジェクトマネジメントに対しても求めていると考えています。
顧客満足を実現するために、顧客のニーズ理解し、その基準をクリアすることがプロジェクト品質と考えています。その顧客の声を収集するツールが、前々回に紹介した「顧客ロードマップ」です。
PMstyle Kit No42. 要求事項収集(1)
PMの道具箱 第2回 顧客ロードマップ
そして、収集した顧客の声から顧客の要求事項にまとめ、それをプロジェクトマネジメントの品質(基準)として設計するツールが、『プロジェクト品質の家』です。
PMの道具箱 第33回 プロジェクト品質の家(1)
プロジェクト品質の家は、立上げ時のプロジェクトに対する要求事項から、プロジェクトの仕様(成果物の仕様、プロジェクトマネジメントの方針・やり方・手順など)を決めていくツールであり、このツールをプロジェクト計画時に、要求事項がプロジェクトに反映できているのかを確認する「トレーサビリティマトリクス」として使用することができます。
また、プロジェクトの仕様からさらに仕様を詳細化し、その優先順位を決めるためのツールとしても使用することができますので、立上げ時に、プロジェクトの方針を決定、確認するために作成することをお薦めするツールです。
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主催 プロジェクトマネジメントオフィス、PMAJ共催
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1.ステークホルダーマネジメントとは何か
2.ステークホルダー分析の手法
3.ステークホルダーの期待をマネジメントする
4.ステークホルダーのプロジェクトへの協力を得る
5.ステークホルダーと交渉する
6.ステークホルダーエンゲージメントを計画する
7.ケース
・顧客とのよい関係を作る
・上位組織を動かす
・チームを結束させる
8.ステークホルダーマネジメントの難しさ
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著者紹介
鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。
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