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No45. 創造的問題解決《PMstyle》(2015.12.26)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木道代

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【目的】目新しい、かつ型にはまらない問題解決を行う

【用途】プロジェクトにおいて問題解決を行う

【効用】典型的な技術、手法では対応できない問題を解決できる

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◆創造的問題解決

プロジェクトの下記の状況においては、通常の問題解決ではなく、新しいアプローチが必要です。定常業務でも、この混とんとする現在では、創造的ということが求められていますが、非定常業務のプロジェクトであれば、なおさらですね。

・意思決定
・プロジェクトマネジメント計画書作成
・スコープ計画
・課題マネジメント
・対立解消
・プロセル改善
・リスク対応計画

ここでは、問題発生後、問題を解決するために原因を探し、その原因をなくすことで解決する方法を通常の問題解決と呼んでいます。

まず、問題解決を創造的にするためには、問題解決の場の参加者を多様にすることが重要です。

多様な参加者とは、次の人達のことです。

・発生した問題について状況を良く知っている人
・外部の専門家
・別の機能部門の人
・異なる分野の教育を受けた人
・異なる背景や文化の人
・異なる視点・観点を持つ人
・もちろん、幅広い知識を持っている ゼネラリスト

これらの人たちが含まれているプロジェクトチームは多様なチームとも言えますね。

次に重要なのは、問題解決の場についてです。
業務と離れた場所、例えば、社外、他の誰かの職場など、通常の場所を離れ、気軽に呼び出しがかからない場所へ移動し、自由な話合いができる環境を設定します。

そして、ユーモア、冗談などを交えることができる雰囲気をつくり、批判、非難合戦にならないように、プロジェクトマネジャーやファシリテーターが務めます。

ブレーンストーミングにて、問題解決策を練りますが、その際には、次のような視点で話を進めましょう。

・新しい技術や代案などを考慮する
・別分野での類似例を探し、それらを応用する
・意見を結合し、新しいコンセプトを創る
・技術、意見、手法などの間違った使い方を検討してみる
・現在の作業内容(スコープ)を拡張することを考えてみる
・失敗、不具合、欠陥を許容し、それらを明言することを考えてみる

これらの視点の他にも、スキャンパー法という思考法がありますので、下記のコラムをご参照ください。

また、チームによる問題解決によって、多様な意見を集め、チームメンバーのモチベーションを上げ、コミットメントを引き出すことができます。詳細は下記コラムをご参照ください。

PMの道具箱
  第51回 チームによる問題解決

  第70回 発散的思考法:スキャンパー法


◆関連するセミナーを開催します
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 本質に注目したコンセプチュアルな問題解決         ◆7PDU's
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        ※Zoomによるオンライン開催です
        ※ナイトセミナーは、2日間です
        ※ハーフセミナー、ナイトセミナーは、事前学習が3時間あります。
        ※少人数、双方向にて、演習、ディスカッションを行います
  講師:鈴木道代(株式会社プロジェクトマネジメントオフィス)
  詳細・お申込 https://pmstyle.biz/smn/conceptual_solve.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、PMAJ共催
 Youtube動画「コンセプチュアルな問題解決」「プロジェクトマネジャーのためのシステム思考
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【カリキュラム】
  1.問題と問題解決
  2.3つのタイプの問題解決
   【演習】問題発見
  3.コンセプチュアルな問題解決の流れ
  4.コンセプチュアルな問題解決のポイントとツール
   【演習】各ポイントのエクスサイズ
  5.コンセプチュアルな問題解決演習
  6.うまく行かないときの考え方
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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