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第12回 ステークホルダーマネジメントは、誰に対するマネジメントなのか?(2014.10.07)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代

◆ステークホルダーマネジメントとは

PMBOKガイド(R)によると、ステークホルダーについて、以下のように記載されています。

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ステークホルダー(利害関係者)とは、プロジェクトの意思決定、アクティビティ、成果に影響したり、影響されたり、または、影響されると思う個人、グループ、組織である。
−−−

ステークホルダーは、プロジェクトに積極的に関与したり、プロジェクトの経過・完了によって、利害がプラスやマイナスの影響を受けます。そして、それが当人の思惑通りの場合もあれば、全く異なっている場合もあります。

また、各ステークホルダーには競合する期待があり、その期待をマネジメントし、プロジェクトへ、プロジェクトからの影響をいい方向へ持っていくことが、プロジェクトマネジメントでは、重要なポイントです。

それでは、ステークホルダーとは、誰のことを示しているのでしょうか?

−−−
ステークホルダーには、プロジェクト・チーム全員はもちろん、組織内や組織外にいる利害関係者の全員が含まれる。販売員やヘルプデスク従事者、製造ラインの監督者などの定常業務に従事する者もステークホルダーである。(PMBOK(R)ガイドから抜粋)
−−−

ステークホルダーマネジメントは重要なのですが、その方たちには、通常、直接、命令や指示をすることはできません。期待通りの成果を提供するために、何かの作成の指示や、プロジェクトで必要な要員を配置してもらうために、他部署の部長などに、プロジェクトの成果には必要だからと依頼することも困難なことが多いはずです。
どうすれば良いのでしょうか?


プロジェクトに協力したい、プロジェクトに参画したいと思ってもらうしか方法はなく、そのためには、相手の世界を理解し、信頼関係を築き、プロジェクトに対すエンゲージメントを高めることが唯一の方法であり、これが、プロジェクトにおけるステークホルダーマネジメントの根幹を成しています。

エンゲージメントについては、下記コラムを参照してください。

PMの道具箱 第65回 コミュニケーションログとエンゲージメントマネジメント

◆忘れがちなステークホルダー

そして、エンゲージメントマネジメントの対象は、「ステークホルダー特定」プロセスで、分析によってステークホルダー登録簿にリストアップされる方々、グループ、会社です。

プロジェクトのステークホルダーは、

『プロジェクトに関わる利害関係者』

ではなく、

『プロジェクトによって影響を受ける利害関係者』

ということに注目すべきです。

同じように思えますが、後者は、プレプロジェクト(プロジェクトが立ち上がる前)やポストプロジェクト(プロジェクトが完了した後)に関わっている利害関係者も含んでいます。

例えば、プロジェクトの成果を使って、後継プロジェクトが開始される場合における後継プロジェクトのプロジェクトスポンサーなどです。

この方たちは、何か戦略を持って、プロジェクトを立ち上げる状況を作り、また、プロジェクト完了の成果の影響を何らかの形で受ける方々です。プロジェクト期間に直接的に利害関係者となることは少ないのですが、プロジェクトにより多大な利害を被るはずです。

従いまして、このような方たちに対する期待のマネジメント、プロジェクトに対するエンゲージメントをどのように獲得するかなども、ステークホルダーマネジメントの重要なポイントです。

◆顧客(ステークホルダー)に関連するセミナーを開催します
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「影響力の法則(R)」を活かすステークホルダーマネジメントの実践◆7PDU's
  日時・場所:【Zoom】2022年 12月 05日(月)〜 06日(火)13:30-17:00(13:20入室可)
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        ※Zoomによるオンライン開催です。2日間に分割して開催します
        ※ナイトセミナーは、事前学習3時間あります。
       ※少人数、双方向にて、ディスカッション、ロールプレイを行います
  講師:鈴木道代(株式会社プロジェクトマネジメントオフィス,PMP,PMS)
  詳細・お申込 https://pmstyle.biz/smn/influence20.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス
  ※Youtube動画「ステークホルダーマネジメント
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【カリキュラム】
1.ステークホルダーマネジメントとは何か
2.ステークホルダーの特定・プロジェクトのパラメータ
 ・(演習2)ステークホルダーリスト
3.影響力の法則(R)
 ・(演習3)カレンシーを考える
4.概念的に考えて具体的に行動する
 ・コンセプチュアルスキルとは
 ・本質を見極める
 ・洞察力を高める
5.ステークホルダーと良い関係を作る・WinWinの関係
 ・(演習5)期待と要求のロールプレイ
6.まとめ
 ・(演習6)カレンシーを再考する
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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