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イノベーション実践、コンセプチュアルスキル、プログラムマネジメント、プロジェクトマネジメント、PMOについての最先端の情報、研修、セミナー、コンサルティングをお届けします。

No30. 人的資源計画の要求スキル分析《一般》(2015.08.28)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木道代


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【目的】プロジェクトに必要なスキルを決定し、メンバーを人選する

【用途】プロジェクトの計画作成時に適切なメンバー編成を行う

【効用】プロジェクトに必要な、経験や熟練レベルを含んだスキル一覧が完成する

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◆スキル一覧を完成する

スキル分析は、人的資源計画時に必要な作業であり、WBSから作成されるアクティビティ定義(作業の一覧表のことです)のそれぞれの項目について、オーナー(作業主体者)と作業内容にコミットしたメンバーを決定する際に行います。

そして、RAM(Responsibility Assignment Matrix)に、

R(Responsible:作業責任)
A(Accountable:説明責任)
C(Consulted:相談対応)
I(Informed:情報提供)

のぞれぞれの責任を誰が持っているのかということを記載します。

RAMは、マトリクス(縦:アクティビティ、横:チームメンバー、各セルに責任の記号を記載)として作成しますので、RACIチャートとも呼ばれています。

RAMについては、こちらのコラムもご覧ください。

PMstyle Kit   No13. レスポンシビリティを委ねる

PMスタイル考
   第8話:責任を明確にするということ

   第9話:アカウンタビリティを高めるために

インターパーソナルスキル・エンジン
 第10回 チームマネジメントとチームビルティング(2)
    〜チームビルディングへのアプローチ


スキル分析では、それらの作業責任者(担当者)を決めるためには、アクティビティ完了のために必要なスキルや経験(バックグラウンド)を、例えば、下記の項目について、リストアップします。

・特定エリアの知識
・ツールや手法についての熟練レベル
・コミュニケーション力や(主に外国語の)言語能力
・特定分野の経験の量と質

人的資源計画では、作成したスキル一覧表をもとに、作業担当者を各アクティビティに割り当てていきます。

もし、必要なスキルレベルに達していない場合は、そのギャップを認識しておき、スキルアップのためのトレーニングを計画に盛り込むことや、そのアクティビティはリスキーである認識や、適切な担当者がいない場合は、ジェネラリストを配置するなどについてを検討し、人的資源計画を作成します。


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   4.マルチプロジェクトの実行マネジメント
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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