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No29. コンフリクトの解消《PMstyle》(2015.08.18)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木道代

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【目的】コンフリクトの解消において、チーム全員の合意を得る

【用途】意見の相違に対して、議論を重ね、合意を得る

【効用】チームの結合力を高め、協力関係をより前進させる

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◆コンフリクトの解消

プロジェクトを実施している間には、必ず、何かコンフリクト(対立)が発生しますが、コンフリクトが発生する原因とその主な対処法は以下の通りです。

1.作業責任がオーバーラップしている
 ・アクティビティ(ワークパッケージ)の定義を明確にする
 ・担当者に作業責任を正式に任命する

2.文化、見解や視点、背景の相違
 ・効果的なチームマネジメント、チーム育成を行う
 ・グローバルチーム、バーチャルチームにおいて発生する不必要な影響を避ける

3.誤解や理解しようとしない態度
 ・綿密なコミュニケーション計画
 ・効果的な情報配布(コミュニケーション計画の実施)

4.信頼関係の欠乏
 ・定期的なミーティング(必ず、フェースツーフェース)

そして、コンフリクト(対立)はできるだけ小さいうちに見つけて、その対立の不一致の源泉となるもの(スタート地点)を探ります。できるだけ、オープンエンドの質問(はい、いいえではなく、自由に回答できる質問であり、「何がありましたか?」など)を使って探ります。

そして、その源泉に対するコンフリクトマネジメントの手法として、次の方法があります。

・強要する:権限を使って、均一性、協調性を押しつける
・撤回する:解消をしないで、片方の意見に同調させる
・鎮静する:個々人の人間関係を改善し、コンフリクトを最小限にする

しかし、どの方法も、全員が満足する解決方法ではありませ。また、チームメンバー全員が満足する解決方法は、チーム内での状況が良好の時でも、なかなか見つかりません。

そのため、コンフリクトを解消するためには、強要、撤回、鎮静ではなく、第3の方法をとる必要があります。それは、チームによる問題解決であり、WinWinの関係です。(下記コラムをご参照ください)

PMの道具箱 第51回 チームによる問題解決

戦略ノート+【リーダーシップ編】
  第10回 ステークホルダを動かすWin−Winの関係


まず、関係者が集まり(フェースツーフェース)、課題を明確にし、全員が自分の見解や意見を述べます。
その際には、人格に関することや感情に任せた質問やコメント、批評はせずに、事実やデータに関する質問だけを受け付け、基本的に聞き取りに徹します。

次に、現状におけるトレードオフ(コスト、タイム、スコープ、その他のどれが重要なのか)を明確にします。

そして、WinWinの関係を使った解決策を集まったメンバーで決めていきます。

1.相手の立場を理解する
 ・意見はどのような背景、文化からでているのか?

2.対立の先にある共通の利益を見つける
 ・対立している源泉は、何を達成したいからなのか?
 ・それを達成することはお互いの利益なのか?

3.対立している相手の利益を引き出す質問をする
 ・オープンエンドの質問をする

4.共通の利益を見極める
 ・考えた共通の利益が相手の利益と合致しているのかを確かめる

5.共通の利益を実現するための解決策を提案する

◆関連するセミナーを開催します
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       ※1dayセミナーは、1日間です
       ※1dayセミナー、ナイトセミナーは、事前学習が3時間あります。
       ※少人数、双方向にて、ディスカッション、ロールプレイを行います
  講師:鈴木道代(株式会社プロジェクトマネジメントオフィス,PMP,PMS)
  詳細・お申込 https://pmstyle.biz/smn/influence20.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、PMAJ共催
  ※Youtube動画「ステークホルダーマネジメント
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【カリキュラム】
1.ステークホルダーマネジメントとは何か
2.ステークホルダーの特定・プロジェクトのパラメータ
 ・(演習2)ステークホルダーリスト
3.影響力の法則(R)
 ・(演習3)カレンシーを考える
4.概念的に考えて具体的に行動する
 ・コンセプチュアルスキルとは
 ・本質を見極める
 ・洞察力を高める
5.ステークホルダーと良い関係を作る・WinWinの関係
 ・(演習5)期待と要求のロールプレイ
6.まとめ
 ・(演習6)カレンシーを再考する
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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