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第5回 ステークホルダー・エンゲージメント・マネジメント(2014.03.07)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆ステークホルダー・エンゲージメント・マネジメント

PMBOKガイド(R)第5版は、ステークホルダー知識エリアがコミュニケーション知識エリアから独立し、10個の知識エリア、5つのプロセス群、47のプロセスから構成されています。

第2回では、新しい知識エリアとなったステークホルダーマネジメントの立上げのプロセスである、「ステークホルダー特定

第3回第4回では、計画のプロセスである、「ステークホルダー・マネジメント計画」について、述べました。

本号では、実行プロセスの「ステークホルダー・エンゲージメント・マネジメント」についてです。

第4版では、コミュニケーション知識エリアにて、「ステークホルダーの期待のマネジメント」プロセスがありましたが、大きく変更はありません。

PMBOK(R)第5版の「ステークホルダー・エンゲージメント・マネジメント」プロセスでは、
「ステークホルダーのニーズや期待を満足させるために、ステークホルダーとコミュニケーションし、ともに働き、また、課題の発生に対処し、プロジェクト活動に対して、ステークホルダーの適切な関与を強化するプロセスである。」とあります。

つまり、上記プロセスは、ステークホルダーの関与を強化するためのマネジメントを行うためのプロセスということになります。

第4版の期待のマネジメントから、エンゲージメントマネジメントという名称になり、期待のマネジメントをすることで、ステークホルダーのプロジェクトへの関与を強化するということが協調されたプロセス名になりました。

そこで、エンゲージの意味とは何なのですか?となりますが、

エンゲージメントとは、約束とか婚約という意味としてよく使われますが、一般的に
は組織や会社に対する愛着心を意味しています。

その意味をプロジェクト・ステークホルダー・マネジメントで考えますと、

「エンゲージメントとは、ステークホルダーの一人一人が、プロジェクト組織に対して、ロイヤルティを持ち、方向性や目標に共感して、『心からの愛着』を持って、絆を感じている状態である。」

となり、その状態にステークホルダーを持っていくためのマネジメントとして、コミュニケーションし、課題の解決を一緒に行うことが重要だということになります。

そのためのツールや技法として、PMBOK(R)第5版では、コミュニケーション方法、人間関係のスキル(信頼の構築やコンフリクトの解消、積極的傾聴、変化への抵抗の克服など)、マネジメントスキル(プロジェクト目標に向けてのコンセンサス形成の促進、プロジェクトを支援するよう人々への働きかけなど)があります。

それでは、次回は、「ステークホルダー・エンゲージメントコントロール」へと進みますが、再度、エンゲージメントについて、考えてみたいと思います。


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  講師:鈴木道代(株式会社プロジェクトマネジメントオフィス,PMP,PMS)
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  主催 プロジェクトマネジメントオフィス
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2.ステークホルダーの特定・プロジェクトのパラメータ
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3.影響力の法則(R)
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4.概念的に考えて具体的に行動する
 ・コンセプチュアルスキルとは
 ・本質を見極める
 ・洞察力を高める
5.ステークホルダーと良い関係を作る・WinWinの関係
 ・(演習5)期待と要求のロールプレイ
6.まとめ
 ・(演習6)カレンシーを再考する
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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