PMstyleでは今年度、生産性の高いプロジェクトの在り方を検討するオープンな研究会を企画しています。
※その準備会を6月26日に開催します。
「働きやすいプロジェクト」アンケートの結果報告の第4回です。
第1回は、4月17日、第2回は、4月28日、第3回は5月1日に配信しています。
「Q3.あなたは、参加しているプロジェクトで、担当している作業の進め方について満足していますか?」という質問に、
はい 50.0% いいえ 50.0%
と、半々の回答をいただきました。
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|アンケートは、プロジェクトの実務担当者(リーダー、メンバーの方)に
|実施をお願いしています。
|
|担当している作業についての満足度は高いとも低いとも言えない結果ですが
|自分の周りの状況とは違うと思われている方、アンケートはまだ募集中です
|ので、ぜひ、実施をお願いします。
|
|アンケートは10分ほどで完了しますが、途中で止まっている回答もあり、
|30歳未満の方が0名です。ご協力よろしくお願いします!
|
|途中で止まっておられる方は、以下のURLから続きができますので、
|よろしくお願いします。
|
| https://jp.surveymonkey.com/r/2M3VTH6
|
└――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
では、回答の分析を、続けます。
「はい」とご回答いただきました方にその理由(複数回答)をお尋ねしたところ、
・最適な進め方だと思うから 40.0%
・自分で決めたからから 68.9%
・特に、他の進め方は考えられないから 20.0%
・その他 2.2%
とのご回答でした。
その他のご意見として、
・「工夫の提案ができるから 」
・「計画立案時に想定に用いた「前提条件」が変わらない限り、他の進め方があったとしても「選択した」計画に基づいて行動することに、チーム・ステークホルダーともに合意されているため。」
などがありました。
「いいえ」とご回答いただきました方にその理由(複数回答)をお尋ねしたところ、
・最適な進め方だとは思えないから 48.8%
・上からの押しつけだから 20.9%
・賛同できず、他の進め方を選ぶべきだから 18.6%
・その他 34.9%
とのご回答でした。
その他のご意見として、
・「役割分担がよく分からない。結局色々拾わされている。 」
・「過去の教訓が、なかなか資産として適用されにくいから。 」
・「プロマネの在り方について、議論が必要 」
・「誰も物事を決めない、纏めないから。 」
・「自分自身がもっと効率よくできると思うから 」
など、プロジェクトマネジャーがマネジメントをしていない、役割分担がわからない、などのプロジェクトマネジメントが原因のものと自分自身の改善ができていないとの理由にわかれました。
また、「全体のスコープや期日など、具体的な指示がなされず、稼動日が少なくなった時点で手段のみ指示されるから」、「闇雲に作業量が増える方向で進めており、作業量を軽減するアプローチがないから。」、「やむをえない、の認識。」とのコメントもいただきました。
そして、「はい」の方からは「合意されたWBSに基づいて作成されたTRMから起こされたPERTダイアグラム図ベースの工程表から各担当者ごとに作業が分担されますし、分担される作業は平準化されたものであり、公平性を公表されています。
」、「いいえ」の方からは「PMBOK通りには進まない。」との正反対のコメントもいただいています。
また、
・Q1.あなたが参加しているプロジェクトでは、ご自分の時間の管理について満足していますか?
・Q2.あなたは、参加しているプロジェクトの、目的や目標に満足していますか?
・Q3.あなたは、参加しているプロジェクトで、担当している作業の進め方について満足していますか?
の各質問に対するクロス集計を簡単に行ってみました。
「Q1.あなたが参加しているプロジェクトでは、ご自分の時間の管理について満足していますか?」で「はい」と回答された方の約80%が「Q2」「Q3」ともに「はい」と回答されています。
「いいえ」と回答された方は、「Q2」は、半々、「Q3」は「いいえ」との回答が約70%でした。
時間の管理に満足されている方は、プロジェクトの目的・目標や担当している作業の進め方に満足されている方が多いようです。
そして、時間の管理に満足されていない方は、作業の進め方についても、満足されていない方が多く、時間の管理と担当している作業の進め方の満足度には、相関関係があるようです。
また、「Q2.あなたは、参加しているプロジェクトの、目的や目標に満足していますか?」に「はい」と回答された方の65%は「Q3」に「はい」と回答され、目的や目標に満足されていない方の74%は、作業の進め方に満足されていないと回答されています。
そのため、目的・目標と作業の進め方に相関関係があるのかなあと思ったのですが、「Q3.あなたは、参加しているプロジェクトで、担当している作業の進め方について満足していますか?」に「いいえ」と回答された方は目的・目標の質問には、回答が「はい」「いいえ」半々でした。
作業の進め方に満足されていない方は、プロジェクトの目的・目標の満足度に無関係であると言えるようです。
この点についての分析は、また後ほど、詳しく行いたいと思っています。
次回は、プロジェクトで達成した成果に対する評価についての設問の分析です。
まだ、実施されていない方や途中で止めていらっしゃる方は、お手数ですが、アンケートへのご協力をお願いいたします。
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※Zoomによるオンライン開催です
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※ハーフセミナー、ナイトセミナーは、事前学習が3時間あります。
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詳細・お申込 https://pmstyle.biz/smn/conceptual_skill.htm
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鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。
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