PMstyleでは今年度、生産性の高いプロジェクトの在り方を検討するオープンな研究会を企画しています。
※その準備会を6月26日に開催します。
「働きやすいプロジェクト」アンケートの結果報告の第2回です。第1回は、1341号、4月17日に配信しています。
まず「Q1.あなたが参加しているプロジェクトでは、ご自分の時間の管理について満足していますか?」という質問に、
はい 43.6% いいえ 56.4%
との回答をいただき、あまり満足されていないという結果でした。
アンケートは、プロジェクトの実務担当者(リーダー、メンバーの方)に実施をお願いしています。
時間の管理についての満足度はほぼ、半々のようなのですが、自分の周りの状況とは違うと思われている方、アンケートはまだ募集中ですので、ぜひ、実施をお願いします。
アンケートは10分ほどで完了しますが、途中で止まっている回答もあり、30歳未満の方が0名です。ご協力よろしくお願いします!
途中で止まっておられる方は、以下のURLから続きができますので、よろしくお願いします。
https://jp.surveymonkey.com/r/2M3VTH6
では、回答の分析の続きです。
「はい」とご回答いただきました方にその理由(複数回答)をお尋ねしたところ、
・労働時間量を自分でコントロールできるから 82.9%
・労働時間帯を自分でコントロールできるから 39.0%
・その他 7.3%
との回答でした。時間帯より時間量が満足を高めるというわけではなく、労働時間帯はコントロールできなくなっているのでしょうか。
その他のご意見として、
・「コントロールできない環境ではあったけれども、潤滑なコミュニケーションにより、予測と把握が可能だったから」
・「進捗に応じて計画を調整できるから 」
などがありました。
「いいえ」とご回答いただきました方にその理由(複数回答)をお尋ねしたところ、
・労働時間量を自分でコントロールできないから 58.2%
・労働時間帯を自分でコントロールできないから 40.0%
・その他 29.1%
でした。
その他のご意見として、
・「メンバーの時間を優先するため」
・「突発的な運用業務の割り込みと多過ぎる会議、それらを考慮していないスケジュールと作業量に困っている 」
・「海外とのプロジェクトにおいては、電話会議、TV会議が深夜、早朝になることも多く、と言って、昼間は休めない 」
・「メンバー作業のフォローで、自分の作業ができない状態に陥ったりする」
・「休日出勤は定常化してワークライフバランスが取れていない」
など、労働時間量が多すぎる、計画と現実との乖離、海外プロジェクトのため、メンバー育成やフォローのためが主な理由でした。
また、「現状より効率的な時間の使い方があると思われるが、その調査や実行に取りかかれていない」などのご意見もありました。
次回は、プロジェクトの目的や目標についての設問の分析です。
まだ、実施されていない方や途中で止めていらっしゃる方は、お手数ですが、アンケートへのご協力をお願いいたします。
◆関連するセミナーを開催します
この講座は、コンセプチュアル思考について学ぶ講座です。
自身の業務やマネジメントを創造的、かつ、高品質にしたい方にお勧めのセミナーです。
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆コンセプチュアル思考のポイントと活用〜VUCA時代の思考法 ◆7PDU's
日時・場所:【Zoom】2024年 11月 22日(金)9:30-17:30(9:20入室可)
【Zoomハーフ】2024年 12月 11日(水)13:00-17:00+3時間
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※Zoomによるオンライン開催です
※ナイトセミナーは、2日間です
※ハーフセミナー、ナイトセミナーは、事前学習が3時間あります
※少人数、双方向にて、個人ワーク、ディスカッションを行います
講師:鈴木道代(株式会社プロジェクトマネジメントオフィス,PMP,PMS)
詳細・お申込 https://pmstyle.biz/smn/conceptual_thinking.htm
主催 プロジェクトマネジメントオフィス、PMAJ共催
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【カリキュラム】
1.コンセプチュアル思考のイメージ(アイスブレーク、講義)
2.コンセプチュアル思考を実践してみる(個人ワーク)
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5.コンセプチュアル思考で変化に対応する
(個人ワーク、グループディスカッション)
6.コンセプチュアル思考で不確実性に対応する
(個人ワーク、グループディスカッション)
7.コンセプチュアル思考を応用した活動(まとめ)
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鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。
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