第4回 コミュニケーション(1)〜5つのコミュニケーションスキル(12/06/12) 3/3
◆オープンエンドの問いかけをする
オープンエンドクエスチョンとは、
・そのとき、何があった?
・そのとき、どう感じた?
・あなたならどう考える?
など相手に自由に答えさせる質問である。これに対して、イエスかノーかの質問はクローズエンドクエスションという。
オープンエンドの質問をすることによって、相手に十分にしゃべらせ、いろいろなことを聞き出すことができるし、また、そのようなコミュニケーションが信頼関係の構築につながっていく。
ただし、質問をうまくしないと、話が発散してしまうことがあるので注意する必要がある。
◆メッセージを追跡する
コミュニケーションをしている際に、さまざまな事情により、話が分断されてしまうことがある。このような場合に、その対話をそのままにしておくことは、信頼関係の崩壊につながる恐れがある。
話が分断されたときには、もう一度、必ず、前の話に戻して、対話を続けていくことを忘れてはならない。
◆リフレーミング
チームで議論しているような場合に、話が堂々巡りになってしまうようなことが珍しくない。たとえば、
スケジュールが遅れている
→残業時間を増やそう
→疲れるので同じこと
→人を入れよう
→慣れるまでは却って大変
こんなときに、なぜ、スケジュールを取り戻したい理由を考える。顧客に迷惑をかけないことだとすれば、議論を
現在の状況で顧客に迷惑をかけないためにはどうすればよいか
という視点に変えてみる。すると、たとえば、顧客側の進行を考えて、それに合せてリリースするという方法が見つかるかもしれない。
この5つのスキルがあれば、プロジェクトにおける対人的なコミュニケーションはなんとか乗り越えることができる。
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「コンセプチュアルスキルとは」 「コンセプチュアルスキルで行動が変わる」
「上手な説明とは」「コンセプチュアルなコミュニケーション」
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著者紹介
好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「PM養成マガジン(無料版)」、「PM養成マガジンプロフェッショナル(有料版)」や「コンセプチュアル・マネジメント(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。
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