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第20話 イノベーティブリーダーの質問力(3)〜思い込みを捨てるための質問(2013.10.10)

プロジェクトマネジメントオフィス 好川 哲人


◆どんな思い込みに支配されているか

イノベーティブ・リーダーの思考法の中で、「前提を疑う」という話をしたが、前提がやっかいなのは、思い込みになっているケースが多く、前提があることすら疑わないことだ。このような状況を打ち破り、イノベーションにつなげていくには、質問は非常に有効な手段である。

【イノベーション・リーダーシップ】第8話
 イノベーティブリーダーの思考法(1)〜前提を疑う


まず、次の2つの質問を考えてみてほしい。

・私の業界はどんな思い込みに支配されているか
・私の会社はどんな思い込みに支配されているか

もし、質問が抽象的だと感じたら、次のような思考をしてみてほしい。

・業界で常識だと思っていることをいくつか取り上げ、その根拠を説明する
・会社で常識だと思っていることをいくつか取り上げ、その根拠を説明する

この質問に対して、根拠が説明できないものはほぼ、思い込みである。

たとえば、ITの業界には、発注者の事情で発生したスケジュール遅れはベンダーが始末しなくてはならないという常識がある。この根拠を合理的に説明するのは難しい。もし、あるとすれば、契約書の中で、ベンダーの履行義務は期限付きで謳われていても、発注者の義務は期限付きでは謳われていないことが多いくらいだろか。


◆イノベーションを起こす質問

これ以外にも思い込みを壊し、イノベーションを起こす質問としては、

・あなたの業界はなぜそのような構造になっているのか
・あなたの業界ではステークホルダーとの取引についてどのようなルールがあるか
・ルールはあなたの会社にどのような影響を与えているか。どのようにルールを変えればあなたの会社の立場は変わるか

などだ。たとえば、あなたがITの業界で二次受け、三次受けの企業であれば、ぜひ、この質問に答えてみてほしい。新しい事業展開のヒントが見つかるだろう。


◆組織の思い込み

組織についても同様だ。たとえば、日本の企業の多くは、自分たちの強みが品質であり、BRICなどの発展途上国の追従を許さないと思っている。ところが、外国は日本製品の品質が高いという認識は必ずしもなくなってきている。家電のように韓国や中国と同水準であり、価格だけが高いようなイメージを持たれている分野が少なくない。調べてみればすぐに分かる。要するに思い込みである。

組織についても、

・あなたの組織はなぜ、現在のような構造をとっているのか
・あなたの組織の不文律は何か
・あなたの組織の運営はどう変わってきたか
・あなたの組織の製品やサービスに関する思い込みは何か

といった質問を考えてみると、思い込みがはがれ、イノベーションのヒントが見つかることが多いだろう。


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著者紹介

好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「PM養成マガジン(無料版)」、「PM養成マガジンプロフェッショナル(有料版)」や「プロジェクト&イノベーション(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。

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