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第119回 ゲームストーミング(12)〜イカチャート(SQUID)(2019/03/29)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代
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◆イカチャート(SQUID)

PMの道具箱シリーズでは、現在、書籍「ゲームストーミング」について取り上げて
います。

ゲームストーミング」(著:デイブ・グレイ他、出版:オライリー・ジャパン、監訳:野村恭彦、2011)

本号では質問と答えを繰り返すことで理解を深めることができるゲーム、「イカチャート」を取り上げます。イカチャートは、ジェームズ・マカヌフォが考案しました。

イカチャート(SQUID:Sequential Question And Insight Diagram)は、質問と洞察を繰り返すことで、今から取り組むべき問題・課題に対して、状況を図式化・可視化し、理解を深め、チームで共有するゲームであり、少人数のグループで、30分程度で行うことが最適です。

誰かが発した質問に対して、回答し、それに対して、また質問を繰り返したりと質問と回答を連結しすることで、考えを深くしたり、そもそも〜、と上位の質問に対する回答について、さらに別の質問をすることで、枝(足)を増やし、考えを広くしたりして、現在の状況を図式化していきます。

図式化には、2色の付箋を用意し、質問と回答の付箋の色を決めておきます。まず、現在の課題や問題などのテーマをホワイトボードや壁に貼った模造紙の左端に記入し、それをイカの頭とします。

【Q:質問モード】
そして、現在の課題や問題に対する、重要だと思う質問を各自考え、質問用の色の付箋に記入し、イカの右に足の付け根として貼ります。

【A:回答モード】
貼り出された質問に対して、回答を考え、回答用の色の付箋に(簡潔に)記入し、質問の付箋から線を引き、回答の付箋を貼ります。質問に対して、複数の回答もOKですし、同時に複数の質問に対して、複数の回答を考えてもOKです。

回答モードでは、議論することで、分析・洞察の発想が広がりますので、自由に議論を行います。ファシリテーターが必ず必要なわけではなく、ある程度、議論が終わった時点で、質問モードに戻り、貼ってある回答に対して、質問を考えます。

このモードを繰り返すことで、系統的でリズミカル、かつ、イカの足が増えたり、伸びることによって、柔軟性に富んだ深く、広い分析を行うことができます。また、洞察力を高めるためやファシリテーションスキルの向上にも有効です。洞察力は、「なぜ」と考えることが重要であり、ファシリテーションは問い(質問)が重要だからです。

ただ、質問モードと回答モードのモードをきちんと分けることで、議論がとりとめもなく広がることを防いでいますので、最初は、ファシリテーターを決めておき、時間を区切る方が良いかもしれません。

イカチャート:「○○」について考えよう!
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      │Q│─│A│─│Q│─│A│
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│テーマ│─│Q│─│A│     │A│
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      │Q│─│A│─│Q│─│A│
      └─┘ └─┘\└─┘ └─┘
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              │Q│─│A│
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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