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第33回 ステークホルダー登録簿を作成し、リスクを減らす(2020.06.10)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代

◆ステークホルダー登録簿を作成し、リスクを減らす
前号では、ステークホルダーマネジメントは、リスクマネジメントの一環であることを述べました。
本号では、ステークホルダーはどんな人なのかを考えることによるリスクマネジメントについて考えてみましょう。

PMBOK(R)第6版のステークホルダーマネジメントは、立上げのステークホルダー特定から始まり、ステークホルダーの一覧である「ステークホルダー登録簿」を作成します。
「ステークホルダー登録簿」には、
・識別情報:名前、立場、連絡先、プロジェクトでの役割
・評価情報:要求事項、期待、プロジェクトの成果に影響を与える可能性、テークホルダーの関与度、影響度が最も高い      プロジェクトフェーズ
・ステークホルダー分類:重要なステークホルダーを抽出するための指標とその値などを記載します。

プロジェクト成果に影響を与える可能性が高いステークホルダーの動向は、当然のことながら、プロジェクトの進行に影響を与えますし、その影響を発揮しそうなプロジェクトフェーズがわかっていれば、そのタイミングには十分注意する必要があります。
また、影響を与える可能性が高い場合、支援であればその影響を発揮してほしいですし、妨害であればその可能性をできるだけ下げておきたいものです。
どうすれば、支援を発揮してもらい、妨害の可能性を下げることができるのでしょうか?

1つ目のポイントは、ステークホルダーの姿勢や態度であり、プロジェクト成果物と権力にどれだけ関心があるか、です。
成果物に関心があるステークホルダーは支援を発揮しようとしますし、関心がなければ、中立(支援もしないし妨害もしない)の態度をとります。これから、権力を持ちたいステークホルダーであれば、支援と妨害のどちらをとるべきかを考えているはずです。
このようなことが、「ステークホルダー登録簿」の要求事項に表れてくるはずですし、期待に含まれているはずです。期待については、なかなかステークホルダーは本音を口外することはありませんから、洞察することになります。

2つ目のポイントは、プロジェクトの目的や目標、プロジェクトメンバーに共感しているかどうかです。ステークホルダーがプロジェクトに協力してくれる場合、仕事だから、業務だから、役割だからだけで行っているわけではありません。1つ目のポイントであるプロジェクト成果物と権力への関心から行っている場合もありますが、プロジェクトにエンゲージメントを感じているから、プロジェクトメンバーやプロジェクトマネジャーに親しみを感じているから、という場合も多くあります。

これらのポイントについてマネジメントし、ステークホルダーのエンゲージメントを獲得していくことが、ステークホルダーマネジメントのポイントです。
そして、このことによって、プロジェクトのステークホルダーに関するリスクが大きく減ってくるはずです。

◆関連するセミナーを開催します
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「影響力の法則(R)」を活かすステークホルダーマネジメントの実践◆7PDU's
  日時・場所:【Zoom】2022年 12月 05日(月)〜 06日(火)13:30-17:00(13:20入室可)
      【Zoom1day】2023年 01月 23日(月)13:00-17:00(13:20入室可)+3時間
     【Zoomナイト】2022年 10月 07日(金)14日(金) 19:00-21:00(18:50入室可)+3時間
       ※Zoomによるオンライン開催です。2日間に分割して開催します
       ※1dayセミナーは、1日間です
       ※1dayセミナー、ナイトセミナーは、事前学習が3時間あります。
       ※少人数、双方向にて、ディスカッション、ロールプレイを行います
  講師:鈴木道代(株式会社プロジェクトマネジメントオフィス,PMP,PMS)
  詳細・お申込 https://pmstyle.biz/smn/influence20.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、PMAJ共催
  ※Youtube動画「ステークホルダーマネジメント
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【カリキュラム】
1.ステークホルダーマネジメントとは何か
2.ステークホルダーの特定・プロジェクトのパラメータ
 ・(演習2)ステークホルダーリスト
3.影響力の法則(R)
 ・(演習3)カレンシーを考える
4.概念的に考えて具体的に行動する
 ・コンセプチュアルスキルとは
 ・本質を見極める
 ・洞察力を高める
5.ステークホルダーと良い関係を作る・WinWinの関係
 ・(演習5)期待と要求のロールプレイ
6.まとめ
 ・(演習6)カレンシーを再考する
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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