第3回 「思考の枠組み」にしばられないために(2009.05.01)
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ラテラル・シンキングの第3回目です。
前回、川岸の集団を特定の条件の下で対岸に渡らせる「川渡り問題」に対して、一定の枠組みにとらわれず、答えの範囲を拡げて考えることを紹介しました。
そのような「思考の枠組み問題」をクリアするための方法にはいろいろあります。
その中でも代表的なのが「ゼロベース発想」です。
すでにご存じの方も多いかと思いますが、おさらいの意味も含め紹介していきます。
ゼロベース発想のポイントは、「ただただ過去の情報を忘れる」ということにあります。過去と言っても、すべての過去ではありません。
問題が生じているプロジェクトであれば、そのプロジェクトの過去を、すっぱりと切り離します。赤字続きの事業であれば、その事業における過去の投資や意思決定に使った情報をなかったことにします。
また何度やってもうまくいかないことに取り組んでいるのであれば、その取り組みの歴史を、きれいさっぱり忘れた状態にして考え直すのです。
実際に、パソコン等のCPUを製造して飛躍的に成長したインテルでは、ゼロベース発想を活用することで、重要な意思決定を行ったそうです。
インテルでは、以前はメモリーチップの製造を主体としていました。
ところが多数の企業が参入したことにより過当競争が生じ、メモリーチップ事業では儲からなくなっていました。
まさにそのとき、会社の創業者であるアンディ・グローブとゴードン・ムーアは、今後の方針についてゼロベース発想で話し合いました。
「我々がクビになって新しいCEOがきたら、どのような決断をするのだろうか?」
「そりゃ、もちろんメモリーチップ事業からの撤退だろうよ」
とゼロベースで話し合ったのです。
そしてCPUの製造に本格的に注力するようになり、大きな躍進をとげたのです。
本メルマガをお読みのみなさんの中には、ご自身が担当しているプロジェクトで、その将来に不安を覚えていたり、爆弾を抱えているにも関わらず、次のような状況になっている方がいるかもしれません。
「ここまで頑張ってきたのだから、このまま行くしかない」
「今まで何年も、この状態で続けてきたし、今さら後には戻れない」
これらは現状をベースにした考え方です。
現状までの努力を前提として考えてしまっています。
これまでに支払ったコストや労力、時間等をベースに考えると、人は合理的な判断を下せなくなってしまいます。
無意識のうちに過去の様々な記憶や感情をベースにおいて状況判断をしてしまうため現状維持になってしまいやすいのです。
当事者であるからこそ、その事実によって思考が引っ張られてしまうバイアスが生じるのです。
そんなときこそインテルの創業者達のようなゼロベース発想をしてみてください。
「自分がクビになって、新しい担当者がきたらどうするだろうか?」
「自分が、プロジェクト再生担当者として外部から送り込まれたらどうするか?」
「このプロジェクトに、新規にアサインされたとしたら、どう対処する?」
きっと、次の打ち手のヒントが出てくるはずです。
◆クイズ3 船の乗組員のメリハリのない日常◆
国を離れ長期間にわたって航海を続ける船のお話です。
この船の乗組員は、毎日、同じ作業の繰り返しで、長期間にわたって新たな刺激がほとんどない船上での生活を余儀なくされていました。メリハリがない毎日に、乗組員達に曜日感覚がなくなり、だんだんと士気も低下しつつありました。
その状況を打破するために、どうすればいいでしょうか?
クイズへの回答はこちら ※終了しました。
よりご応募ください。締切は2週間後、5月15日(金)24:00です。
今回の賞品は、アマゾンギフト券1500円分です!
選ばれた方の答えや、「惜しい!」という方の答え何点かは、次回に行います当選者発表の際にご紹介します。本名はちょっという人は、ニックネームで応募してください。
回答を到着順にご紹介します。ラテラル賞の発表はこちら。
- 定期的に配属転換。そうすることで他人の作業内容を把握できるだけでなく、幅広いスキルが身につきます。また相手の立場に立って業務を考えることができます。
配属転換方法も、固定ルールですと面白くないので、ゲーム方式など楽しめる方法(ある意味自分の責任できまる)をとることで、楽しみも見出せると思います。
また各配属先で達成目標を設定して、それに達成した人に褒美を与えるというのも、各人のモチベーションを上げるきっかけになると思います。
- 1回、2回に続いて、また複数回答です。
●2つのチーム(3つのほうがよいか?)に乗務員をわけ、仕事を競わせる。毎日、勝ち負けを決め、負けたほうには罰ゲーム。4週間(1M)に1回ぐらいに、チームの組み換えを行なう。曜日の認識については、曜日単位に競う種目(業務)を決めればよい。例:月曜はカンパン掃除、火:食料調達etc。
チーム組み換えについては、1)オールシャッフル、2)1部の組み換え、3)ドラフト指名 4)トレード などを組み合わせる。 また曜日毎の競う仕事についても、どの仕事で勝ち負けをするかを固定せず、くじで決めてもよい。罰ゲームも複数設定し、くじできめてもよい。
●週に1回ミーティングを開き、乗務員1人がその週の気分転換を何か提案する。それ(提案→実施)を順繰りに行なう。提案準備(頭脳の活性)ー>提案(緊張)ー>実施(提案者がやる必要もない)のサイクルを毎回異なるひとが行うことができる。場合によっては、提案者が次の提案者を指名するルールでもよい。
●士気の低下には、共通の敵をつくるのが定番。誰かがジェイソン役になり、サクラ1人を殺すふりをする。そして、乗務員全員が狙われていると噂を流す。
●頭の活性化を狙って、英語禁止生活にする。また、日本語禁止生活にする。これは語学学習にもなる。
●環境の変更を狙って、昼夜を逆転させた生活に変える。時間の単位を24Hから10時間に変える。
●船にわざと穴を開けたり、故障を出して、危機意識を持たせる。
●船を二隻用意して、まるっきり違う環境にする。例えば、規則が厳しい船とゆるい船、内装が都会的&南国風など。乗務員を交代で、二隻の勤務にする。場合(予算)によっては、三隻・四隻でもよい。
●船に異性を乗せる。たぶん、一番安上がりで効果が高い。
- 昔の海軍は金曜日の食事をカレーにすることで、曜日感覚を無くさないようにしたとかしなかったとか・・・・
でも、これしか思い浮かびません。
一旦陸地に船をつけて、しばらく地上でバイトし、生活に変化をもたせる。
です。
- 『毎日同じ作業』
『刺激がない』
という点を考慮すると
作業を当番制にし、作業の内容を定期的に変える
*じゃんけん等で勝った人は休暇にしても良いかも
『国を離れ』
『曜日感覚がなくなる』
という点を考慮すると
料理を週代わりで、船員の郷土料理にメニューを変えるという方法もありかも
*逆に故郷が恋しくなりそうですが・・・
- 乗組員の不安は、曜日感覚が無くなり、自分が頑張って働いているのかどうかすらわからないところから来ていると思われます。ゆえに・・・
@乗組員から好きな食事や好きな娯楽についてのアンケートを集める。
Aアンケートから一番人気のあったものを、週1回決まった曜日に提供する。
B余裕があれば、週が経るごとに豪華にしていく。(食べ物なら具や小鉢を増やす)
Cそれでも人間は飽きっぽいので、4回提供したら再びアンケートして提供物を選び直す。
こうすれば、@で選ばれたモノが「楽しみ」になり、Aで曜日を感じ(○○まであと△日だ!とやる気が出る)、Bでどれだけ継続して頑張ったかを測ることができ、Cで月を感じられ、新たな楽しみも作り出せると考えます。
海上自衛隊は木曜日がカレーの日だそうで、「カレーを見れば木曜日」と曜日感覚を忘れない工夫をしているそうです。私の勤務先も2週に1回木曜カレーなのですが、「飽きた」という意見が多いのでCの工夫を加えてみました。
喜びの言葉はこちら
- 満月の夜は少しだけ食事が豪華になるとか?
何か、少しでも楽しみとなるようなイベントを設ける。
できるなら、もう少し頻度を増やしたい…。
自分が乗組員だったら、知りたいのは目的地までの残り日数。
だが、それを知る方法は思いつかなかった。
- モチベーションをあげる作戦は様々ありそうですが・・・
1.乗組員の仕事はローテーションする。
日替わりで、変えることで曜日感覚や、日数の感覚も取り戻せる。
2.ゲーム感覚を取り入れる。(褒章制度)
チームを編成して、各JOBの成果により休日増などとする。
3.現在一番近い地域の季節ものの料理を出す。
これにより、季節感もだし、おいしいものを常に代わる代わる食せ、モチベーションUp
4.やる気がなくなった時点で、迎え船を出してもらい人をチェンジする。
- 『船員をグループ分けをして、グループ対抗でゲームや簡易試合(腕相撲など)を行い、敗者がその日の作業を行う。』
(その他)
・曜日毎に行う作業を決める。
・船員をグループ分けをして、行う作業を分ける。
・作業しない日を設けて、作業をしないというスリルを味わう。。。
- ・ジョブローテーションをする。(仕事の役割担当を定期的に変える。)
・乗組員を全員(または一部)入れ替える。
・近くの陸地に上陸させ、ハメを外させる。
・とりあえず母港に帰る。
・給与に360度評価制度を導入し、乗組員同士で業務態度をチェックさせる。(お互いを監視させる仕組みをつくる。)
・規律を厳しくする。
・毎日・毎週・毎月・毎年、決まった時間に決まったイベントをし、生活習慣を確立する。
(例えば、毎朝6時に起きて体操をして、決まった時間に食事をして、風呂に入り、寝る。毎週金曜日はカレーにし、毎月1日に乗組員の誕生会を開き、毎年、12月24日はクリスマスパティーを開く等、時間・曜日感覚を体に染み込ませる。)
- 秀吉流にグループ間の競争意識を導入してはどうでしょうか。船での作業を7分割し、船員も7つのグループに分ける。各グループに対して、1日毎に順に各作業が割り当てられ、7日間で全作業を完了する。例えば、グループをA〜G、作業を1〜7とすると、Aグループは1→2→3→4→5→6→7の順に、Bグループは2→3→4→5→6→7→1の順に・・・という風にして、7日間で全作業をこなす。7日間の作業を終えた時点で、各作業毎に一番早く完了したグループ、及び、全作業の合計で一番早かったグループを表彰する。作業に対する取り組み姿勢が能動的になって士気も上がるし、7日間で1クールとなるので、曜日感覚も出てくる。
- ・乗組員の作業を週交代で変更する事よって、モチベーションを保つ。
(今週は見張り・来週は調理当番などなど)
・乗組員一人一人のために植物(盆栽レベルの大きさ)を与える。
(植物を育てる事で、日々が充実する)
- 日替わりでタイタニックごっこ(古い)
- 1)乗組員の役割をローテーションし、あらたな仕事に就かせることで緊張感を維持させる。(メリハリがない毎日というところでそれほど専門性が問われないと考えました)
2)寄港までの日数を示し士気を鼓舞する。(途中で寄港する場合ですが)
3)乗組員に自己の作業の改善活動のキャンペーンをはり、優秀者には賞金などを授与する。(同じ作業でも改善する手順はあるはず)
- 船上で刺激が無い事は良い事です。
刺激があった時は嵐?の時でしょうか。命がけですね。
私が船頭であれば、メリハリが無い事は許します。
決して悪い事だとは思わないからです。
ただその刺激がいつやって来るかわからない事と、やってきたら命がけですよ。
ということは必ず知らしめます。
船員の緊張の糸は絶対に切らせないように監視します。
多分観察力が必要です。
そんな感じの緊張を私は保ちつつ、みんなでばか騒ぎですね。
それでも残りの日程も含め、上手くいきそうにない場合は、
一度戻って、おもちゃを持って行きます。
真剣な事ほど、ちょっと遊び心がないと長時間持たないですね。
- ■「もっとワクワク、状況打破!」対策
・金曜日はカレーの日にする(横須賀海軍のように)
・日本(世界各地)の行事にあわせ食事メニューに取り入れる
・曜日ごとに作業場所をローテーションする
・作業の品質が良く早い人を表彰する
・寄港した際に日本のTV番組の調達し、週間遅れで食堂で上映する
・次の寄港地の自由行動時間と情報(お店/名勝地/風呂の案内や地図)を事前提供する
・コンテスト/催し物の提案募集と実施
・乗組員のチームわけをする(距離を置けないならより密接に!例えば、コンテストで賞に入ったら、賞金の5割は本人に、残りはチーム員で分配する)
・目安箱をおく(提案を受け付ける場所を設ける)
・掲示板をつくる(情報提供の場を設ける)
*** 思考メモ ***
<目的(出題内容)>
状況の打破(=問題解決&満足度UP)
<前提条件(問題発生原因)>
・長期航海の船の乗組員(逃げ場がない、水が貴重、電波が届かない、自分のことは基本自分で、話し相手がいない、肉体労働(?))
・国を離れ(ホームシック(祖国/家族)、習慣の違い(国や年齢の違う乗組員))
・同じ作業の繰り返し(決め事(作業内容により提案できるかどうかは?)、好奇心が刺激されない、向上できない)
<現れた問題点(解決策の種)>
・曜日感覚がなし(生理現象に訴える曜日の変化、緊張感(期限がある依頼))
・士気低下(自己選択・決定権を持たせる(目的、役割・責任→待つ→達成感or反省と改善策)、ワクワク感)
・その他(前提条件から考えられる欲求の充足)
- 毎週金曜日にカレーをたべる。
- 1週間の各曜日に固定の食事メニューを設けて、メリハリをつける。例えば、海軍(海上自衛隊)の金曜日はカレー曜日のような。
- 必要なのはイレギュラーだと思います。
■ルールを設定し、休日を作る
・毎日誰か一人、順番で休む。
・6日全員で働いたら、1日全員で休む。
・仕事前にジャンケンをして、一番勝った人がその日休む。翌日同じ人が勝っても、その人が休む。
・人数が多ければ、何人かで1グループを作り、周期的にグループで休む。(こちらの方が、ひとりで休むよりも、楽しみの幅が広がる)
■仕事中の雰囲気を日々変える
・月曜は歌いながら、火曜はしりとりしながらなど、曜日によって、何をしながら仕事をするかのバリエーションを作っておく。
■少しでも環境を変える
・毎日強制的に席替え、仕事の場所替えをする。
・「天気のいい日は甲板で」など、食事の場所を天気によって変える。
・毎晩、寝る場所を交換する。
・日によって話し方を変える。今日は全員海賊風にしゃべる、明日はは全員おねぇ言葉でしゃべるなど。
■そもそも刺激的な環境にしておく
・乗組員の男女比が半々。
・船中に、犬などの動物を放し飼いにしておく。
■そもそもなぜこの仕事をするのかを考える
・最終的な目的が達成できるのであれば、やり方を自由にしてやってみる。
- 毎日、座禅(瞑想)の時間を取り入れる。
やがて船員たちの心は穏やかになり、メリハリのない日常にも感謝するようになる(かも)。
- 本業とは別にいくつかの副業を創り、乗組員へ自主的な参加を促す。
例えば...
物作り・・・船内にあるゴミを活用した物作り、価値あるものは寄港地でセール
料理・・・3時のおやつ作りから初めて問題なければ3度の食事へ展開)
ペイント・・・船体のあらゆる部分を創造的に塗り替える
乗組員の副業活動が活発になりだしたら運営を乗組員に移管する
- ○自分が船長の立場で考えた場合
・ひとまず近くの港に停泊⇒ストレスを発散させる
場合によっては乗組員を交代
・目的地に着けばいいので、陸路に変更する。
・船員同士で盛り上がるような遊びとなるブーム(釣り等)を作る。
・旅を諦める
○自分が船員だと考えた場合
・目的地に到着するまでに、わだかまりのない合法的手段で
船長の座の乗っ取りを企む。
- 7交代制で休暇を与える。
- ・航海を一度止め、近くの港に寄港して派手に遊びまくる
・船員を全て交代させる
- いくつか思いつくままに。
(1)アクシデントを発生させ、船員をその対応に集中させることにより、モチベーションを高める。
・船長はじめ「長」と名のつく者たちが病気になる(仮病。集団食中毒を装うとか。)
・無線、レーダーなどを故障させる(したことにする。)
(2)船員食堂のメニューをバリエーション豊かにし、1ヶ月(あるいは1週間)の献立表を作成する。日々の献立の違いによって曜日感覚を取り戻させる。
(3)乗組員の誕生日にはパーティーを開催。
(4)衛星回線を用いたインターネットによるテレビやラジオの視聴。これも番組表により曜日感覚を取り戻させる。
(5)衛星回線を用いたインターネットを使えるようにして、全乗組員にPC等の端末を配布する。若い船員にはこれで十分?
山下様からのラテラル賞の発表です
『
3分でわかるラテラル・シンキング』著者の山下です。
第三回ラテラル・シンキング力のトレーニングのクイズへのたくさんのご応募ありがとうございました。
連休があり応募期間が長めにあったためか、24件ものご応募ありがたい限りです。
今回は、海上自衛隊の習慣をベースにしたものでした。いただいた回答を見ると、少なくない方がご存じだったようですが、海上自衛隊では伝統的にすべての部署で金曜にカレーを食べる習慣となっているそうです。そして、金曜日にカレーとする理由は、曜日の感覚を取り戻すためだとされています。
ちょっとおもしろいのが、艦艇毎に部隊毎にオリジナルのカレーを開発し、味を競い合っているところです。自衛隊のホームページをのぞくと、本当にいろいろなカレーの作り方が紹介されています。
さて、今回のクイズは、シンプルなものであるためアイデアを出しやすかったのか、複数のアイデアを出されている方が、たくさんいらっしゃいました。たとえば、「食事に工夫する」「休みをつくる」「ゲームを導入する」「仕事で競い合わせる」「仕事をローテーションさせる」等のアイデアを複数の方が出されていました。
そのため、ラテラル賞を決めるのにあたって大いに悩んだのですが、今回は「
5 わっきぃ」さんにさせていただきます。
「
2週間に一回木曜カレーなのですが、「飽きた」という意見が多いので・・・」と、実際に定期的にカレーライスを食べることで曜日を実感している方からの生の声です。
「わっきぃ」さんの勤務先は、きっと船ではないでしょうから、特に曜日感覚がなくなるということがなく定期的なカレーでは、逆に飽きてしまうのかもしれません。そこに対する新たな工夫を考えられていた点を評価させていただきました。
ちょっと変わったアイデアである、「2 紅太郎」さんの「士気の低下には、共通の敵をつくるのが・・・」や、「24 uio」さんの「アクシデントを発生させ・・・」等は、一見突飛に思えるかもしれませんが、発生させるシチュエーションや、発生させるもの自体を全く別のものにすることができれば、現実味が出てくるかもしれません。
また、「10 わいわい」さんの「秀吉流に・・・」という思考スタイルも、大いに参考にしたいところです。賢者や歴史上の偉人になりきって新たな視点を模索したり、思考パターンを変えてみるのは、ラテラル・シンキングの基本となる手法のひとつです。
行き詰まったときに、「信長だったら?」、「秀吉だったら?」、「家康だったら?」などと考えることで、違った視点や思考を手に入れることができるのです。
ラテラル賞受賞の「わっきぃ」様からの喜びの言葉
ラテラル賞に選んでいただき、ありがとうございました。
勤務先が木曜カレーだからか、自衛隊の記憶が金曜から木曜に代わっていました。間の抜けた回答でお恥ずかしい限りです。
(エッセンスは間違えず記憶していたとプラス思考しときます。笑)
皆様のアイデアを拝見いたしまして、本当に刺激になりました。
敵やアクシデントを作ったり、秀吉に習ったり・・・全ては、頭や体を使ったメリハリに繋がるアイデアのように感じました。
私は「海軍金曜日カレー」を知っていたために、「そこに一捻り加えたい」と考えましたが、かえって考えが凝り固まっていたように思います。
「船にわざと穴を開ける」ような突拍子な考えには至りませんでした。
中途半端な知識や読書は、全く持たない・読まないことよりタチが悪い・・・といったことを思い返した次第です。って、その記憶が中途半端と突っ込まれそうですが(爆)
(三国志やったか何かで軍師的な人がこんなことを言ってたと記憶してますが・・・。汗←何でしたっけ?)
最後になりましたが、投稿された皆様と、この場を提供していただいた山下さま並びに関係者の方々のご健勝をお祈りいたしまして、御礼のコメントとさせていただきます。ありがとうございました。
著者紹介
山下貴史
マーケティング戦略コンサルタント。大学卒業後、大手シンクタンクへ入社。システム開発やコンサルティング業務を経て、戦略系コンサルティング会社に転職。リサーチ部門で、主に流通系をテーマに取り扱う。現在はコンサルティングファーム「IVC」でラテラル・シンキングを活用したコンサルティングやセミナーを展開。フィールドワークを分析が得意で、「人生はエンターテイメント」をモットーに、日々精進している。「世界一わかりやすいマーケティングの本」、「買う気にさせるメッセージマーケティング」、「あやしい商品が売れる、ごくまっとうな理由」など、著書多数。
メルマガ紹介
本連載は終了していますが、PM養成マガジン購読にて、最新の関連記事を読むことができます。
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