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第4回 プロジェクト目標マネジメント(2012.10.27)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆プロジェクト目標マネジメント

「P2M(プロジェクト&プログラムマネジメント)早わかり」の4回目です。
前回は、P2Mのプロジェクトマネジメントの概要について、書きました。
今回は、その中のプロジェクト目標マネジメントについてもう少し、詳しく見てみましょう。

P2Mのプロジェクトマネジメント層には以下の個別マネジメントがあります。

・プロジェクト戦略マネジメント
・プロジェクトファイナンスマネジメント
・プロジェクトシステムマネジメント
・プロジェクト組織マネジメント
・プロジェクト目標マネジメント:QCDSをコントロールする8つのマネジメント
がある
・プロジェクト資源マネジメント
・リスクマネジメント ※※
・情報マネジメント
・関係性マネジメント
・バリューマネジメント
・コミュニケーションマネジメント ※※

※※はPMBOK(R)にて同じ名称のマネジメントが存在しています。

その他、目標マネジメント以外は、PMBOK(R)ガイドにおいて、知識エリアとしてあまり記載されていません。
このあたりは、後日、触れたいと思います。

さて、P2Mには、PMBOK(R)における立上げ、計画、実行、監視コントロール、終結プロセス群の様なプロジェクトマネジメントの進行順に沿ってプロセスを定義したものはありません。
が、目標マネジメントは、実行するための指針があって、それを実現していくための計画を立てるという流れで定義されています。

プロジェクト目標マネジメントには、実践指針として、プロジェク遂行に重要なポイントである次の4点があります。

1.目標の明確化:目標を明確かつ具体的にすることで、チーム全員の方向性と目標を統一
2.顧客満足:顧客やプロジェクトメンバーに現状報告と問題解決の方針を伝えて安心感と信頼感を与える
3.透明性、説明責任:顧客はプロジェクトメンバーにプロジェクト運営の透明性やアカウンタビリティ(説明責任)を保つ
4.最適化と優先順位:優先順位を定めることで、目標達成のための最適化を図る

つまり、P2Mのプロジェクト目標マネジメントは、上記の4点を基本的なプロジェクト遂行指針として、その指針をもとに遂行していくためのプロジェクト計画を立て、そして計画に従って遂行するためのマネジメントです。

そのために、プロジェクトマネジメントの中心となる業務プロセスである以下のマネジメントを定義しています。

・ライフサイクルマネジメント
・スコープマネジメント ※※
・コストマネジメント ※※
・タイムマネジメント ※※
・アーンドバリューマネジメント
・品質マネジメント ※※
・報告・変更管理
・引き渡し管理

※※をつけたものは、PMBOK(R)にて同じ名称のマネジメントプロセスが存在しています。

次回は、プロジェクト目標マネジメントの各マネジメントを、PMBOK(R)と比較しながら書いていきます。

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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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