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第4回 概念と形象の行き来で、新たな概念を創り出す(2017.07.14)

プロジェクトマネジメントオフィス 好川 哲人


◆イノベーティブな自動販売機

スウェーデンのストックホルムでは書籍の自動販売機が置かれています。書籍の自動販売機は日本では最近あまり見かけなくなりましたが、そんなに珍しいものではないだろうと思った方が多いと思います。

しかし、この自動販売機は世界で初めての自動販売機だといわれています。なんと、この自動販売機はその場で印刷してくれるのです。常時200種類以上の新聞や雑誌が選択可能だそうです(ちなみに所要時間は2分程度とのこと)。

設置しているのは、スウェーデンのMeganewsというメディア企業で、リコー欧州法人の技術協力を受け開発されたものです。

書籍の電子化が進んでいますが、紙の書籍は残るだろうと言われており、そのデリバリーの方法として非常に面白いのではないかと思います。


◆概念と形象の行き来によるイノベーション

この事例を取り上げたのは、このパターンのイノベーションはどんどん増えるだろうと思っているからです。

このイノベーションは、商品のサイクルを、販売を形象、製造を概念側にとって考えると、形象はそのままで、概念の世界で行っていることを従来とは全く変えて、新しい組み合わせを作っているところに特徴があります。

この事例では、形象はサービスの世界、概念は技術の世界です。サービスの世界でのイノベーションは難しくても、新しい技術と組み合わせることにより、全体としてはイノベーションを起こすことができます。

特にこれから、ロボットが普及してくると概念の世界(サービス提供の対象を生む出す世界)の構成は大きく変わってきます。その典型が、ネットを使って情報を送り、加工し、提供するというサービスだといえます。そのようにとらえると、これに近いものとして、プリクラがありますが、これも素晴らしいイノベーションですね。


◆別の分野に応用する

このパターンは情報以外の変形も可能です。例えば、料理をこういう形で提供することができるかもしれませんし。家電のような小型の工業製品をカスタマイズして提供するようなサービスもできるかもしれません。

興味深いのは、このようなイノベーションを展開するには、概念と形象の世界を行き来して、バランスポイントを探していくことです。書籍の自動販売機の例でいえば、提供を製本するとか、もっと付加価値の高いものにすることもできます。概念側の製造でも、もっと多種類にできることはいうまでもなく、このバランスポイントは駅の売店で販売するというコンセプトだと考えられます。例えば、この販売機を書店に置くなら全く違った仕様になるでしょう。

このように概念と形象の行き来をしながら、バランスポイントを探していくことが、このパターンのイノベーションでコンセプチュアル思考を活用する方法だといえます。


◆関連するセミナーを開催します
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━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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                   13:30-17:00(13:20入室可)
        ※ZOOMによるオンライン開催です。2日間に分割して開催します
        ※少人数、双方向にて、個人ワーク、ディスカッションを行います
  講師:好川哲人(エム・アンド・ティ コンサルティング代表)
  詳細・お申込 https://pmstyle.biz/smn/conceptual_thinking.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス
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  【カリキュラム】                           
  【第1日】コンセプチュアル思考に慣れる
   1.コンセプチュアル思考のイメージ(アイスブレーク、講義)
   2.コンセプチュアル思考を実践してみる(個人ワーク)
   3.コンセプチュアル思考の原理を学ぶ(ワークの振返り、講義)
  【第2日】コンセプチュアル思考を活用する
   4.コンセプチュアル思考の実際(講義)
   5.コンセプチュアル思考で変化に対応する
    (個人ワーク、グループディスカッション)
   6.コンセプチュアル思考で不確実性に対応する
    (個人ワーク、グループディスカッション)
   7.コンセプチュアル思考を応用した活動(まとめ)
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著者紹介

好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「PM養成マガジン(無料版)」、「PM養成マガジンプロフェッショナル(有料版)」や「プロジェクト&イノベーション(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。

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