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第12回 チーム育成(1)〜チーム育成とは(2005.04.19)

プロジェクトマネジメントオフィス 好川 哲人


◆チーム育成とは

これまで、プロジェクトマネジャーの育成について考えてきたが、今回からは、「チーム育成」について考えてみたい。

チーム育成とは、チームをプロジェクトの課題を達成するために十分な状態にしていくことである。このマネジメントは2つの意味あいがある。

ひとつはチームを醸成していくことである。つまり、チームワークを向上させ、チームメンバーの間の結束力を強化することである。これによって、チームとしての生産性の向上が実現される。

もうひとつが、プロジェクトの目的を達成するために必要な能力を獲得するために、チームメンバーのスキルを向上させることである。


◆なぜ、チーム育成が必要か

この2点の関係を考えてみる前に、なぜ、チーム育成が必要かという点について考えてみよう。大きくは2つある。ひとつは、チームとしてスキルセットが十分に揃っていないことである。プロジェクトの課題達成がスキルへ依存する度合いはプロジェクトによって異なる。ITやエンジニアリングプロジェクトのように大きくスキルに依存するプロジェクトもあれば、課題達成には特定のスキルは必要ないというプロジェクトもある。しかし、スキルセットとして

 ・問題解決と意思決定スキル
 ・コミュニケーションスキル

などまでを考えると、どのようなプロジェクトでもスキルは必要になる。そして、必要なスキルがチームとして不足している場合には、メンバーのスキルを向上させ、スキルセットをそろえていく必要がある。

もうひとつは生産性にかかわる問題である。プロジェクトチームの生産性は経営レベルの課題としては重視されているものの、現場(プロジェクト)レベルではあまり重視されていない傾向がある。しかし、年々、ビジネスプロジェクトに対する制約は厳しくなってきており、生産性の向上という本丸をなんとかしないことにはどうしようもないレベルにまで来ている。

生産性というのは個人の問題でもあるし、その意味で、メンバーのスキルの問題にも通じている。広い意味でのプロジェクトの課題を達成する、つまり、限れらた期間に、限られたコストで成果物を生み出すために避けることができなくなってきている。

と同時に、個人の生産性があがればチームの生産性があがるのかという質問はノーである。すべてのメンバーの生産性が上がっても、メンバーの活動の統合をうまくできないとチームの生産性はあがらない。これはマネジメントの問題であるが、メンバー各人にとっては変わっていくことが求められる。ここで求められる変化とスキルを向上させることとは本質的に同じことだといえる。


◆チーム育成とは「メンバーを育てることによりチームを育てる」こと

このように考えていくと、チーム育成の2つの活動は切り離せない側面があり、

  メンバーを育てることによりチームを育てること

がチーム育成だと考えることができる。

今回からの議論では、チーム育成を以上のような視点で捉え、チーム育成のためにどのような取り組みを行えばよいかを解説する。


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著者紹介

好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「PM養成マガジン(無料版)」、「PM養成マガジンプロフェッショナル(有料版)」や「プロジェクト&イノベーション(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。

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