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リーダーがビジネスを進めていくために必要なビジネスナレッジの3つめとして、ポートフォリオの原理、プロダクトポートフォリオを解説しています

第7話:ポートフォリオ(1)~ポートフォリオの原理(2014.02.09)

プロジェクトマネジメントオフィス 好川 哲人


◆ポートフォリオ

リーダーのためのビジネスナレッジの第3講はポートフォリオです。ポートフォリオは戦略マネジメントの中で不可欠のツールになってきましたが、ポートフォリオは非常に深いツールです。今回の講義では、PPMとか特定のポートフォリオを紹介するだけではなく、少し広く考えてみたいと思います。


◆そもそもポートフォリオとは何か

ポートフォリオという言葉はよく見かけるようになってきていますが、どんな意味の言葉でしょうか?

ポートフォリオは投資家や金融機関が自らの資産を複数の金融商品に分散投資すること、またその投資した金融商品の組み合わせを指す言葉です。ポートフォリオという英語の意味は書類を運ぶ平らなケースのことで、金融商品を分散投資するときに仕切りのある書類ケースに金融商品を分類して入れていたためポートフォリオの名前がついたという説もあります。

そして、金融商品に限らず、ビジネスや社会資本の投資において分散投資する場合には一般的にポートフォリオが使われるようになってきました。


◆ボスコンのPPM

ビジネスの世界でポートフォリオという名前が有名にしたのは、ボストンコンサルティング・グループ(BCG)です。BCGは多種類の製品に対して、企業全体の資源(人・モノ・金・技術等)を最適に配分するための手法としてPPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)を開発しました。

PPMでは、縦軸を市場成長率、横軸を市場占有率とした4象限のマトリクスを描き、各象限ごとに次のように製品を以下のように分類するします。

(1)スター(花形製品)…成長率・占有率とも高い<金もかかるが収益も高い>
(2)金のなる木…成長率低く、占有率高い<企業の資金源>
(3)問題児…成長率高いが占有率は低い<要検討>
(4)負け犬…成長率・占有率ともに低い<撤退すべき>

これから分かるようにPPMを使うことによって、企業全体の収益構造も分かり、製品ごとに戦略的な資源配分の方向性を決めることができます。

BCGがPPMを開発した理由は彼らの主張する事業戦略行動を実行していくためのツールとしてでした。つまり、製品は金のなる木にいくように資源配分をする。そして、資源そのものは金のなる木に配分している資源を花形、あるいは問題児に配分していくということになるわけです。


◆ポートフォリオマネジメント原理

PPMが普及した理由は軸の取り方が納得性があったためです。一般的にいって、ポートフォリオは何に注目するかでその有効性が決まるともいえますが、いくつもある戦略要素の中から、市場成長率と市場占有率に注目したことがポイントになっています。

PPMの考え方は普遍性のあるものであることに注意しておいてください。PPMから分かるようにポートフォリオマネジメントの原理は戦略要素を決め(PPMの場合、市場成長率と市場占有率)、その軸上にマトリクス空間を考え、空間ごとにおおよその戦略行動を決めることです。

これは、自分たちのビジネスの本質が何であるかを見極めるということに他なりません。

たとえば、技術投資(R&D)のポートフォリオ、イノベーションのポートフォリオ、プロジェクトのポートフォリオなどがよく使われます。次回以降、これらを紹介していきましょう。


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著者紹介

好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「PM養成マガジン(無料版)」、「PM養成マガジンプロフェッショナル(有料版)」や「プロジェクト&イノベーション(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。

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