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第32回 関係性構築のコミュニケーション (2015.01.30)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆ステークホルダーとの関係性構築のコミュニケーション

第23回では、コミュニケーションマネジメント計画書の作成手順として、下記の手順を述べました。

・コミュニケーションニーズの把握
・ステークホルダー分析
・プロジェクト組織分析
・プロダクトプロセス分析
・コミュニケーション計画作成。

はじめてのプロジェクトマネジメント(23)
   〜コミュニケーションマネジメント計画書(2)


また、コミュニケーションニーズとして、プロジェクトマネジメントで行いたいこととして、以下の項目を述べました。

・上位組織へのQCDSの予実のタイムリーかつ正確な報告
●顧客満足度向上
・メンバーのプロジェクト貢献動機向上
・チームパフォーマンス向上
・納期意識を高める
・品質意識を高める
・リスクマインドの向上
●プロジェクトに対する信頼構築
・調達物品質の向上
・ゴールの共有
・スムーズな変更管理の実現
・プロジェクトの安全意識の向上

本号では、顧客満足度向上とプロジェクトに対する信頼構築に向けて、ステークホルダーとの関係性の構築をコミュニケーションでどのように実現していくかを考えてみたいと思います。

ステークホルダーとは、プロジェクトの利害関係者であり、プロジェクトを実施することによって、利益を得たり、損害を被る人またはグループです。もちろん、プロジェクトを実施するプロジェクトマネジャーやプロジェクトメンバーや、顧客、ベンダーすべてを含みます。

ステークホルダーには、プロジェクトを支援してもらうことや参画してもらうことが必要です。そのためには、まず、プロジェクトの目的や目標に合意してもらい、そして、信頼関係を構築し、そしてWinWinの関係になることで、より協力してもらうことができるはずです。

そして、プロジェクトとの信頼関係を築くためには、プロジェクトを実施しているプロジェクトマネジャーやプロジェクトメンバーが顧客やベンダーや他部門の人から信頼してもらうことが第一です。

では、信頼してもらうために、信頼関係を構築するためには、どのようにすればよいのでしょうか?

ここでは、次のことを自分に問うてみましょう。

・約束を守っているかどうか
・期待を上回っているかどうか
・相手の都合で決定しているかどうか
・自分の責任を先に問うているかどうか
・共通点を見つけるために聴いているかどうか

上記について、プラスかマイナスかの自己評価をし、マイナスの場合は、プラスにするための行動を考えます。プラスの行動をすることによって、相手の信頼を獲得することができます。

そして、メンバーのセルフマネジメントとして、上記の行動計画を立て、実行することも重要ですが、プロジェクトチームとして行う場合は、○○との信頼関係構築のコミュニケーション計画として作成し、プロジェクトチームとして実施することで、○○の信頼を獲得しましょう。

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  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、共催:PMAJ
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  【カリキュラム】                     
 1.コミュニケーションとは何か
 2.コミュニケーションの難しさ(演習)
 3.プロジェクトにおけるコミュニケーションとコミュニケーションマネジメント
 4.コミュニケーションマネジメントを計画する
 5.コミュニケーションマネジメントの実践(進捗報告のロールプレイ) 
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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