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第23回 コミュニケーションマネジメント計画書(2) (2014.10.14)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆コミュニケーションマネジメント計画書(2)

第20回に、コミュニケーションマネジメント計画書の作成は次の手順で作成することを書きました。

・コミュニケーションニーズの把握
・ステークホルダー分析
・プロジェクト組織分析
・プロダクトプロセス分析
・コミュニケーション計画作成。

はじめてのプロジェクトマネジメント(20)〜コミュニケーションマネジメント計画書

本号では、コミュニケーションニーズって、何かってことについて記載します。

コミュニケーションニーズの把握とは、文字通り、プロジェクトを成功させるために行うべきコミュニケーションは何かってことを分析することです。

注目すべき点は、ステークホルダー分析より、先に行うことです。

ステークホルダー分析では、どんなステークホルダーがいて、その方たちはプロジェクトに何を求めるのか、プロジェクトはその方たちに何を求めるのか、また、それらの期待はどうすれば実現するのか、を分析します。

コミュニケーションニーズでは、誰に、誰と、必要なコミュニケーションってことより、まず、プロジェクトで必要なコミュニケーションって? ということから考えます。

そして、その次に、ステークホルダー分析で、それは誰と?という順に分析していくわけです。

それでは、そのコミュニケーションニーズは何かと言いますと、

まず、プロジェクトマネジメントで行いたい以下のことは、

・上位組織へのQCDSの予実のタイムリーかつ正確な報告
・顧客満足度向上
・メンバーのプロジェクト貢献動機向上
・チームパフォーマンス向上
・納期意識を高める
・品質意識を高める
・リスクマインドの向上
・プロジェクトに対する信頼構築
・調達物品質の向上
・ゴールの共有
・スムーズな変更管理の実現
・プロジェクトの安全意識の向上

コミュニケーションで実現するということを認識し、そして、それはどのようなコミュニケーションなのかを洗い出すことです。

例えば、「上位組織へのQCDSの予実のタイムリーかつ正確な報告」をプロジェクトマネジメントとして実現したいのであれば、

・計画の共有
・進捗の計測
・進捗の把握と完了の予測
・プロジェクト管理の必要性の共通認識を作る

などが必要なコミュニケーションであることを挙げていくことです。

プロジェクトマネジメントとして行いたいことは、プロジェクトによって異なる場合もあり、そのためには、プロジェクトの特徴をとらえ、マネジメントとして、何を行うべきかを決めておくことです。

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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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