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第24回 ストラクチャード・ラウンド (2010.01.12)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆ストラクチャード・ラウンド

今回は、グループで生産的な活動をするためのツールのご紹介です。

意見や情報を生み出し、整理するためのツールとして代表的な手法にブレーンストーミングがありますが(ブレーンストーミングを紙に書いて行う方法であるブレイン・ライティングはすでにご紹介しています)その他のツールをいくつかご紹介します。


    ブレイン・ライティング


「ストラクチャード・ラウンド」は、ファシリテーションでは必須のツールといわれているもので、メンバー全員が同時に同じ情報を共有しながら作業を進めることができるツールです。

ストラクチャード・ラウンドは、特定のテーマについて参加者全員に発言する機会を与えるもので、全員が討論に参加でき、意見を述べることの重要性を認識し、参加者全員の影響力を均等化するという利点があります。

他人にさえぎられることなく、自分の意見を述べることができる時間をグループ全員に与えることで、グループとしてテーマにどのように取り組むべきかを全員が考え、そのことでグループの生産性を上げることができるツールです。

また、意見を述べ、全員がその意見を批判せずに聞くことによって、チームワークを強化し、参加者意識を高めることができ、チームを作っていくためのツールでもあります。

ストラクチャード・ラウンドは、次のような状況で使うと有効です。

・自由に討議をしても成果がでないとき
・一部の参加者がまったく発言をしないとき
・一部のメンバーのみで議論を進めているとき

メンバー全員が発言し、その発言を聞くことですることで、メンバー全員が同時に同
じ情報を共有しながら作業を進めることができるようになっていきます。

ストラクチャード・ラウンドは、次の手順で進めます。

・ストラクチャード・ラウンドで議論を進めることを全員に伝えます
・これから話しあうテーマを全員に明確に伝え、そのテーマを全員に見える場所に掲示します
・ストラクチャード・ラウンドでは、発言は全員が順番に行い、他のメンバーの発言中は黙って聞くことを伝えます
・順番を無視して発言できないことや発言をさえぎることはできないことを伝えます
・一人の発言時間を制限するかどうかを決めます
 (制限する場合はタイムキーパーを決める)
・一人ずつ順番に発言を開始します。パスをすることもできます。
・発言が一巡したら、発言をパスしたメンバーに発言を促します。
・全員の発言内容の要約を書き出し、全員が一致した点、しなかった点を整理します
・要約した内容に、全員が異議がないかどうかを確かめる

ただ、順番に意見を言いましょうということなのですが、意見をさえぎらない、全員が発言すると決めるだけで、グループの生産性を上げることにつながっていきますので、タイミングを見ながら、使ってみませんか。


(参考文献:ファシリテーター型リーダーの時代、フラン・リース著)

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 2.コミュニケーションの難しさ(演習)
 3.プロジェクトにおけるコミュニケーションとコミュニケーションマネジメント
 4.コミュニケーションマネジメントを計画する
 5.コミュニケーションマネジメントの実践(進捗報告のロールプレイ) 
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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