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第11回 プロジェクト運営技術支援〜プロジェクトリカバリー(5)(2005.02.23)

プロジェクトマネジメントオフィス 好川 哲人


◆ベンダーの役割と行動

ベンダーは微妙な立場にある。リカバリーに入る場合には、多くはプロジェクトスコープが変わっており、ベンダーとの契約は大幅な修正を余儀なくされることが多い。このような場合、ベンダーは基本的にはプロジェクトに付き合う義務はないし、業務スケジュールや要員計画などの点で、大きなリスクを負うことになる。

逆に、仮に無理に残ってもらっても、契約にこだわられた対応をされると(ベンダー側からみればこれが当然であるが)、リカバリープロジェクトの足を引っ張ることにもなりかねない。

このように考えると、プロジェクトはベンダーに対して、契約を継続することを強く要求すべきではない。同時にベンダーは残った場合には、原契約の内容にかかわらず、契約を変更し、リカバリーモードでの協力をしなくてはらない。

そのためにベンダーが取るべき行動は

 ・プロジェクトリカバリー下におけるオペレーションの条件を把握する
 ・プロジェクトのリカバリーの目的が達成できるように協力をしていく

といったことである。


◆顧客の役割と行動

リカバリーモードに入った場合、ある意味で最大の鍵になるのが顧客の行動である。顧客の対応でリカバリーの成否が決まる場合も多い。しかし、顧客との間には契約的な壁もあり、指示することは難しい。あくまでもお願いすることしかできないので、ファシリテーションが重要になってくる。

そのような前提で顧客に求めて行きたいことは、まずは、

 ・最新のリカバリープランのレビュー
 ・リカバリー進捗報告ミーティングへの参加
 ・テクニカルレビューミーティングへの参加

などにより、リカバリー活動に対して、できるだけ本音の意見を貰うことである。また、同時に、成果物を当初の計画よりは小さな単位で受け入れをしてもらい、レビューを受けることを求めていく必要がある。

もうひとつの重要性は、リカバリーチームのモチベーションの維持のキーマンであることだ。リカバリーは顧客からみれば「自業自得」的なところがある。しかし、ペナルティ契約があろうとなかろうと、リカバリーが失敗することが利益になるケースは皆無だろう。その意味で、精神的な部分では立場を忘れた協力を求めるべきである。その最大のポイントはリカバリー活動での前進を褒め称えてくれることではないだろうか。


◆リカバリーマネージャーの役割と行動

最後に、これらの関係者の役割を踏まえて、リカバリーマネージャーはどういう役割を持ち、どういう行動をすべきかを考えてみよう。

まず、役割であるが、リカバリーマネージャーはリカバリー期間における新しいプロジェクトマネージャーという役割になる。これが基本だが、場合によっては、リカバリー期間終了後、プロジェクトの完了までプロジェクトマネージャーを務めることもある。いずれかである。

このような役割でリカバリーマネージャーがすべきことには、

 ・プロジェクトの状況認識
 ・プロジェクトリカバリーチームのマネジメント
 ・新しいビジネスソリューションを準備する
 ・新しい技術ソリューションの準備
 ・顧客とプロジェクトリカバリーアクティビティを協働する
 ・プロジェクトリカバリー活動のマネジメント

などがある。それぞれがどのような活動かは次回。


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著者紹介

好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「PM養成マガジン(無料版)」、「PM養成マガジンプロフェッショナル(有料版)」や「プロジェクト&イノベーション(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。

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