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第12回 プロジェクト運用技術支援〜プロジェクトリカバリー(6)(2005.03.15)

プロジェクトマネジメントオフィス 好川 哲人


前回、リカバリーマネージャーの仕事について項目のみを挙げた。今回は、それぞれの項目について、どのような作業をするのかを説明する

◆プロジェクトの状況認識
リカバリーマネージャーはさまざまな手段でプロジェクトの状況認識を行わなくてはならない。リカバリーマネージャーが決まる時点では、プロジェクトの分析は一通り終っており、すでに述べたように、その状況報告と、対処策はプロジェクトデシジョンパッケージとして提案されている。したがって、まずは
 ・プロジェクトデシジョンパッケージのレビュー
を行う必要がある。それにより概要を把握した上で、
 ・現存するプロジェクト計画ドキュメント
 ・プロジェクト進捗ドキュメントと報告書
などをレビューし、その妥当性を確認しておく必要がある。もちろん、必要に応じては、プロジェクトデシジョンパッケージの提案内容をそのまま実施するのではなく、自分なりの判断をして、進めていく必要がある。

◆プロジェクトリカバリーチームのマネジメント
リカバリーマネージャーの二番目の仕事はプロジェクトリカバリーチームのマネジメントである。ここでは、まず、プロジェクトデシジョンパッケージに基づき、チームのメンバーにリカバリーのアプローチについて周知する必要がある。これにより、リカバリーの目標を共有する。その上で、そのアプローチに対する反応も参考にしながら、新しいプロジェクトリカバリーのファシリテータやキーマンを選ぶ。そして、現在のメンバーと新しいメンバーを統合する役割を果たさなくてはならない。
さらに、リカバリーモードでのプロジェクトにおけるオペレーションのガイダンスと対応を明確にする必要がある。

◆新しいビジネスソリューションを準備する
次に、ビジネス的な側面のマネジメントに着手する。まずは、プロジェクトファイナンスをレビューし、ファイナンシャル計画を見直し、更新することが必要である。同時に、プロジェクトリスクのレビューと再評価する。
これらの内容を踏まえて、プロジェクト憲章のレビューと更新を行う。これで仕切りなおしは完了である。そこで、新しいビジネス環境を作り上げる。
これらの一連の作業はプロジェクトデシジョンパッケージにしたがって行われるが、ここまでやって初めて、プロジェクトデシジョンパッケージにあるプロジェクトリカバリーに関する勧告を受け入れることができる。

◆新しい技術ソリューションの準備
もし、トラブルの原因が技術にある場合、あるいは、トラブルの解決を技術(工法など)に求める場合には、新たな技術アプローチを模索していく必要がある。
ここでは、プロジェクトリカバリー作業計画を立案し、プロジェクトリカバリー勧告を受け入れる。

◆顧客とプロジェクトリカバリーアクティビティを協働する
次に、顧客にプロジェクトリカバリー活動の状況について報告する必要がある。これは方針がきまり、できるだけ早い時期に行うことが望ましい。報告の目的として、ただ、単に知らせるというだけではなく、ビジネスと技術の計画を更新するために顧客から必要な情報を得ることがあるためだ。
そして、それらの情報も加味してリカバリー計画を作り、顧客にリカバリー提案をする準備作業を行う。
リカバリーの最大のポイントは、プロジェクトの内部の問題ではなく、リカバリー活動中に如何に顧客と良好な関係を保てるかである。このためには、顧客との良好な関係の維持に努める必要がある。

◆プロジェクトリカバリー活動のマネジメント
最後は、リカバリー活動自体のマネジメントである。これについては、いくつかすべきことがある。
まず、最初は、リカバリーのレビューとアクティビティの承認をする立場のシニアマネジメントを巻き込んでいくことである。リカバリーはある意味で監視下におかれるので、その状況を積極的に作っていく。その上でタイムリーに進捗報告を行う必要がある
次に、リカバリーチームにタイムリーで正確なレポートの提出を求め、パフォーマンスを綿密に監視する。
三番目は、ベンダーやコントラクターにプロジェクトリカバリー下での再計画を求めていくことである。
四番目は、ビジネスミーティング、テクニカルミーティングをタイムリーに開催していくことである。
五番目はリカバリーに関連するコストや経費の管理をすることである。
リカバリー活動のマネジメントとして最後の仕事は、ころあいを見計らい、通常のプロジェクトマネジメントに戻るように提言をしていくことである。


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著者紹介

好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「PM養成マガジン(無料版)」、「PM養成マガジンプロフェッショナル(有料版)」や「プロジェクト&イノベーション(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。

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