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第52回 リスク対応計画書とリスクログ(2013/10/02)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆リスク対応計画とリスクログ

本号では、計画編の道具箱として、リスク対応計画書、コントロール編の道具箱として、リスクログを取り上げたいと思います。

PMBOK(R)第5版では、リスク知識エリアの計画は、リスクマネジメントの方針などを記載するリスクマネジメント計画と、その後のプロセスであるリスク特定、定性的リスク分析、定量的リスク分析、リスク対応計画では、すべて、リスク登録簿を作成、更新します。

第2版では、リスク登録簿のことをリスク対応計画書と呼んでいましたが、第3版からリスク登録簿と呼ぶようになりました。

リスク対応計画書には、リスク、根本原因、リスク発生の結果、発生確率、影響額、リスク・オーナー、兆候、リスク対応策を記載します。

リスク対応策には、計画を実行する前に行う対策(予防処置)と計画を実行している際に行うコンティンジェンシー(事後対策)の2種類の対応策を記載します。

このときの計画というのは、WBSのワークパッケージのことで、リスクはワークパッケージ毎に洗い出し、発生確率、影響度を推定し、それらが高く、重大なリスクの場合には、予防処置の対策を実施し、それでも、取りきれていない残存リスクに対して、事後対策を計画しておきます。そして、兆候を記載し、兆候が発生した場合に、事後対策を実施します。ここのポイントは、兆候を洗い出しておき、チーム内で共有し、リスク・オーナーが責任を持って、対処します。

通常、リスク対応計画書を作成し、それで、リスクマネジメントは終了、とする場合が多いのですが、リスクはそのワークパッケージの作業が終了するまでは、発生する可能性があり、そのワークパッケージの作業を開始するまで、どんどん、プロジェクトの状況は変わりますので、リスクの発生確率、影響度は変化していきます。

リスクログでは、そのリスクに対して、状況を定期的にトラッキングし、発生確率、影響度が変わった場合に、記録しておき、また、リスクが発生した場合には、コンティンシーを発動し、その発動日を記載し、リスクの記録を残していくのがリスクログです。

そして、すべてのリスクを毎週トラッキングすることが、コストパフォーマンスから鑑みて、十分な効果がある場合には、すべてのリスクを毎週トラッキングすることが有効ですが、通常は、無駄な場合が多く、また、できないことの方が多いです。

そこで、効果に見合う程度のトラッキングを行うために、どのリスクをどんなタイミングで、何を報告するのかを決めておくのがトラッキング計画です。

どのリスクというのは、このリスクと単一のものを指定する場合もありますが、例えば、スケジュールに関するリスクとか、この期間(例えば、基本設計の期間)とかなどとで指定する場合もあります。

トラッキング計画をたてておき、実際にトラッキングを行い、リスクログに記録することが、次回のプロジェクトでの有効な情報となるとともに、対象プロジェクトの成功率も向上します。

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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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