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第51回 チームによる問題解決(2013/09/20)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆チームによる問題解決

前回は、チームの作り方について、述べました。

PMの道具箱(50) チームの作り方

本号では、チームによる問題解決についてです。

チームによる問題解決とは、問題解決をチームで行うことで、より良いチームになっていきましょうという取り組みであり、より良い解決策を作りましょうという取り組みです。

例えば、何かトラブルが発生し、その解決策をチームで話し合うということやプロジェクトの目的などを話し合って決めるというようなことです。

その流れでは、個人→チームという流れを作り、次の流れで案をまとめていきます。

・個人の考えをまとめる
・すべてのアイディアを出す
・アイディアを再構成する
・議論する
・アイディアを合成する
・最終案をまとめる

この流れにおいて、すべての人がアイディアを出すこと、どれかのアイディアを多数決で選ばないこと、がポイントとなります。

チームでは、メンバー各人の成果とメンバーの集合的作業の成果があわさって業績となりますが、その集合的作業の成果が、チームによる問題解決であり、チームメンバー全員で作る成果となります。

したがって、その話し合いには、
・チームメンバー全員が参加すること
・解決策を全員で作るため、そのたたき台はすべての人が持ってくること

がまず必要です。

そして、そのたたき台を他の人のアイディアを聞いた上で、考え直し、その考え直したアイディアを全部集めて、いいアイディアをコラボレーション(創出)で作り出すことが重要です。

つまり、誰かのアイディアを選ぶのではなく、みんなでアイディアを作り出すことになり、その過程がチームビルディングであり、いいアイディアができ、自分たちが作り出したアイディアなので、自分たちが実行するというコミットメントも得られるわけです。

その良い流れを作るためには、チームコミュニケーションの3大問題を起こさないことがポイントであり、プロジェクトマネジャーはその3大問題を起こさないように気をつける必要があります。

3大問題とは、次の通りです。

1.発言機会の偏り
  ・特定の個人に多くの発言機会が与えられてしまう
  ・結果として、声の大きいメンバーの意見に支配されてしまう

2.グループシンク
  ・現在のチームの方針に対して、批判的な意見が抑えられてしまう
  ・チームの中で反支配的な意見と、異色の意見が無視されてしまう

3.アンカーリング
  ・組織の上位者が早く意見を述べることにより、その後の発言はその意見に賛成か、反対かしかなくなる
  ・議論のスコープが極端にせまくなり、答えのないところでコミュニケーションを行うような結果になる

特に、アンカーリングは、プロジェクトチームに価値観の多様な多くの人が集まった意味がなくなってしまいますので、プロジェクトマネジャーは、アンカーリングが発生した場合には、そのアンカー(錨)をあげて、船が自由に動けるようにしてあげる必要があり、そのことによって、多様な意見を出し、いいアイディアの創出につながっていきます。

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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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