本文へスキップ

イノベーション実践、コンセプチュアルスキル、プログラムマネジメント、プロジェクトマネジメント、PMOについての最先端の情報、研修、セミナー、コンサルティングをお届けします。

PMO研修 開催決定セミナー

お客様の声  セミナーカレンダー

(本社)0774-28-2087 (携帯)080-2441-0805

第15話 ステージゲート法(2013.04.12)

プロジェクトマネジメントオフィス 好川 哲人


◆ステージゲート法

欧米の多くの企業がイノベーションの管理に採用しているのが、ステージゲートである。日本でもステージゲートを採用する企業が増えてきた。

ステージゲートという言葉は一般的な用語であるが、ステージゲートといえばロバート・クーパーのステージゲート法というくらい、代表的な手法だ(注)。日本でも、昨年やっと、ロバート・クーパーの翻訳が出版されたので、イノベーションのマネジメントをする立場の人は目を通しておくといいだろう。

ロバート・G・クーパー(浪江一公訳)「ステージゲート法――製造業のためのイノベーション・マネジメント」、 英治出版(2012)


◆ステージとゲート

さて、ステージゲート法は、新規事業や新製品のアイデアが生まれてから、事業化・製品化されるまでに必要なステップと作業ロードマップを与えるものである。特徴は、開発プロセスを経営判断を行う「ゲート」によってステージに分けていることだ。

ステージでは、プロジェクトチームが作業に取り組み、次のゲートに進めるようにする。ゲートでは、次のステージに進むかどうかの判断や、作業の優先順位付けをする。実際のゲートとステージは以下のようなものである。

<ゲート>アイデアの絞り込み
<ステージ1>調査
<ゲート>さらなるアイデアの絞り込み
<ステージ2>事業戦略の策定
<ゲート>開発着手
<ステージ3>開発
<ゲート>テスト開始
<ステージ4>テスト、品質レビュー
<ゲート>製品化
<ステージ5>市場投入

◆ステージとゲートの役割

この方法では、機能組織に合せたステージはない。ステージは基本的に組織横断的なプロジェクトで構成され、ゲートに進むために必要な作業は並行して行われる。

また、ステージでは技術、市場、資金、オペレーションなどのリスクの管理をするために、必要な情報が収集される。

ゲー トのもっとも重要な役割は、評価の低いプロジェクトを中止し、そのリソースを見込みのあるプロジェクトに再配分する。ゲートにおける評価は、ステージで生 まれた成果の質、経済合理性などに注目し、それぞれのプロジェクトがどの程度の成功をおさめるかを評価する。イノベーションでは、この評価とリソースの再 配分が成功の分岐点になる。

さらにゲートの役割としては段階的詳細化がある。ゲートにおいて、次のステージ以降のアクションを詳細化し、作業計画を作る。

◆ステージゲート法のメリット

ス テージゲート法のよい点は、ステージが進むにつれて投資規模が拡大し、それに伴い、責任が大きくなっていくが、その一方で、ゲートでの評価を通過すること によって、リスクが減少していくことである。このため、結果として大きな意思決定を小さいリスクで行うことができ、イノベーションの成果を大きくできるこ とである。

(注)ステージゲート法はStage-Gate International社の登録商標です

◆関連セミナー
本連載の関連セミナーを開催します。ご参加お待ちしています。
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆イノベーションプロジェクトのマネジメント             ◆7PDU's
  日時:2017年 07月 25日(火)  10:00-18:00(9:40受付開始)
  場所:ちよだプラットフォームスクウェア(東京都千代田区)
  講師:好川哲人(エムアンドティ・コンサルティング)
  詳細・お申込 http://pmstyle.biz/smn/pm_innov.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、PMAJ共催
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【カリキュラム】
  1.イノベーションを理解する
  2.イノベーションのニーズを見極める
  3.イノベーション機会を作る
  4.イノベーションを実行する
  5.イノベーションの成果を展開する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

著者紹介

好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「PM養成マガジン(無料版)」、「PM養成マガジンプロフェッショナル(有料版)」や「プロジェクト&イノベーション(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。

メルマガ紹介

本連載は終了していますが、プロジェクト&イノベーション購読にて、最新の関連記事を読むことができます。

コンサルティングメニュー紹介

PMOコンサルティング、PMOアウトソーシングサービス、人材マネジメントサービスなど、御社に最適のコンサルティングをご提案させていただきます。まずは、お問合せください。

コンセプチュアルスキル診断

サイト内検索

お薦めする書籍

メルマガ購読

公開セミナー(カテゴリー別)
日付順  カレンダ

お客様の声(掲載をご許可いただいた受講者の方のアンケート結果)

すべてのセミナーが企業研修に対応できます。お問合せください。

ブログ

PMstyleプロデューサー

プロジェクト・イニシアチブ

Facebook

Facebook

Twitter

PMコンピテンシーとは