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第17回 PMBOK(R)テンプレートの作成 その3(2008.06.24)

アイ・ツー・マネジメント 代表取締役 岡野 智加

今回のPMBOK(R)テンプレートの紹介は、3大文書である「プロジェクトマネジメント計画書」をご紹介したいと思います。

尚、ご紹介するテンプレートは、私が主査を行っております、PMI日本支部 PMBOK委員会 実用化ワーキング・グループで作成したもので、現在、PMI日本支部会員であれば、PMI日本支部のホームページより無料でダウンロードすることができます。

事前にダウンロードしてから解説を読んで頂くと、より分かりやすいと思います。
更に、9月22日に行われる「Microsoft Office Projectの標準化」セミナーでもPMBOK(R)テンプレートを配布します。

■プロジェクトマネジメント計画書の構成
プロジェクトマネジメント計画書は、今回のプロジェクトをどのようにマネジメントするのかを記述した文書です。つまり、Howを中心に記述された文書になります。

この文書は、プロジェクトの計画、実行、監視コントロール、終結を行う際のガイドラインとなるので、今回のテンプレートでは、PMBOK(R)の統合マネジメントプロセスを具体的に誰がどのように行うのかを記述しました。
     



プロジェクトマネジメント計画書の章立ては以下の通りです。

プロジェクトマネジメント計画書には、「How?」を中心に記述するので、統合マネジメントのプロセスである、「3.プロジェクトマネジメント計画書作成」、「4.プロジェクト実行の指揮・マネジメント」、「5.プロジェクト作業の監視・コントロール」、「6.統合変更管理」、「7.プロジェクト終結」がメインとなります。

尚、それらの内容が、PMBOK(R)に記述されている項目にどのように対応しているかを以下に示しています。

また、今回のプロジェクトマネジメント計画書のテンプレートには、補助のマネジメント計画書として、各知識エリア毎のマネジメント計画書及び過去の教訓から今回のプロジェクトに適用できる教訓をまとめたものを添付しています。


プロジェクトマネジメント計画書を作成するにあたってPMBOK(R)では、以下のインプットが記述されていますが、今回のテンプレートの項目は、どのインプットを参照して作成したかの対比が以下の通りになります。
  

インプットの「2 プロジェクトマネジメント・プロセス」は、PMBOK(R)第5〜12章に記述されている、計画プロセス群のアウトプット全てと解釈し、それらは最終的にプロジェクトマネジメント計画書と共にまとめられると解釈しました。
よって、最終的には、プロジェクトマネジメント計画書は、以下のような構成になります。
他の構成要素とは、各知識エリアのプロセスを実行した結果であるアウトプットのことです。
以下に記述しているアウトプットは、現在公開しているテンプレートのみ記述しています。
  

■プロジェクトマネジメント方針
「1.プロジェクトマネジメント方針」には、組織のプロセス資産およびプロジェクト憲章の基本方針を具体的に記述しました。
「1.1 プロジェクトマネジメントに関する当プロジェクトの特徴」には、当プロジェクトのスコープと環境要因を考慮して、プロジェクト憲章から特別な留意点を抽出しました。
特に注意する検討対象は以下の通りです。

 ・重要な前提条件/制約条件
 ・プロジェクトの成功要因/初期リスク
 ・類似プロジェクトにおける重要な教訓
 ・スコープ・クリープのリスク


■プロジェクト目標とパフォーマンス測定ベースライン
「2.1プロジェクト目標」には、プロジェクト憲章の「プロジェクトの目的」、「プロジェクト要求事項」から以後のプロジェクト測定の基準として目標値を設定しました。
また、スコープ、スケジュール、コスト、品質のベースラインが、今回のプロジェクトでは具体的にどのような形で提供されるかを記述しました。



■How?の記述
これ以降は、プロジェクトマネジメント計画書のメインとなる「How?」を記述します。
つまり、PMBOK(R)の統合知識エリアのプロセスを今回のプロジェクトではどのように実行するのかを具体的に記述しました。








■添付文書
今回のテンプレートでは、各知識エリア毎のマネジメント計画書及び適用できる教訓をまとめた文書を添付文書としました。


次回のコラムでは、上記の通りプロジェクトマネジメント計画書に添付されている各知識エリア毎のマネジメント計画書のテンプレートを紹介します。

◆プロジェクト計画書作成のセミナーを開催します
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆プロジェクト計画書の作り方・書き方・活かし方    (7PDU's)
  日時・場所:【東京】2017年 10月 17日(火)10:00-18:00(9:40受付開始)
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        【大阪】2018年 02月 13日(火)10:00-18:00(9:40受付開始)
           大阪中央公会堂(大阪市北区)
  講師:鈴木道代(プロジェクトマネジメントオフィス、PMP、PMS)
  詳細・お申込 http://pmstyle.biz/smn/plan20.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、PMAJ共催
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  【カリキュラム】                     
 1.プロジェクト計画書作成プロセス
 2.プロジェクト計画をデザインする
 3.プロジェクト計画の骨組みを決める
 4.プロジェクト活動計画書の書き方
 5.予算計画書の書き方
 6.リスク計画書の書き方
 7.ステークホルダー計画書の書き方
 8.コミュニケーション計画書の書き方
 9.プロジェクト計画全体の整合と各計画書の調整
 10.プロジェクト計画書の使い方と段階的詳細化
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著者紹介

岡野 智加    アイ・ツー・マネジメント 代表取締役

大手ISベンダーなどにてOracleをはじめとするソフト・トレーニングの講師経験を経て、現在、Microsoft Office Projectセミナーに特化した教育事業経営を行っている。
1998年に日本初の、プロジェクトマネジメントの世界標準であるPMBOKTM(Project Management Body of Knowledge)に準拠したMicrosoft Office Projectセミナープログラムを独自開発。これまでの単なる操作方法を習得するセミナーではなく、プロジェクトマネジメントプロセスに従ったMicrosoft Office Projectの実践的活用ノウハウが習得できるセミナーを開発。
開発当初からこの今までに無い実践的な内容のセミナーは、当時、プロジェクトマネジメントをいち早く導入しようとしていた日本の最大手企業から高い評価を得る。
マイクロソフト社からも評価され、、2002年には日本初の米国マイクロソフト社公認Microsoft Office Project Official Partnerに認定される。
2002年に出版した書籍は、これまでの単なる操作方法を解説する書籍ではなく、プロジェクトマネジメントのプロセスに従ったMicrosoft Office Projectの活用方法が解説されているということで、大ベストセラーとなり、売れ続けており、その後の書籍及び日本中のセミナー企業へ多大なる影響を与える等、Microsoft Office Project講師として日本におけるリーディングパーソンである。

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