本文へスキップ

イノベーション実践、コンセプチュアルスキル、プログラムマネジメント、プロジェクトマネジメント、PMOについての最先端の情報、研修、セミナー、コンサルティングをお届けします。

開催決定セミナー

顧客の声  セミナーカレンダー

(本社)0774-28-2087 (携帯)080-2441-0805

【PMOコラム22】CPMOとプロジェクトマネジメントのオーナーシップ(2007.05.07)

プロジェクトマネジメントオフィス 好川 哲人


◆はじめに

ゴールデンウィークで少し間があいたが、前回のコラムでは、PMOのマネジメントについて、最低限でも

(1)PMO活動の成果の定義と測定
(2)PMOの戦略と役割の見直し
(3)PMOの機能の評価と見直し
(4)PMOスタッフのローテーションと育成

の4つは実施する必要があることを述べ、(1)のPMO活動の成果の定義と測定について説明した。今回から(2)について説明する。その前に、前回の記事について「PMOはひとつしかおかないのか?弊社では、プロジェクトの中にもあるし、事業部にもある。会社としてのPMOもある」という質問を戴いたので、これに回答しておきたい。


◆PMOの種類

PMOといっているものにはいろいろなものがある。例えば、米国では以下のような分類が一般的である。

(1)CPMO(Corporate Project/Program Management Office)
 あとで説明する

(2)PMO(Project Management Office)
CPMOによって確立されたプロジェクトのマネジメントの標準の適用による効果を見ながら、事業部、BU、リージョンなどの範囲で、戦術的なマスタープランに対する責任を持つ

(3)PSO(Project Support Office)
CPMOによって確立されたプロジェクトマネジメントの標準の監視をし、オペレーショナルなマスタープランに対する責任を持つ

(4)PO(Project Office)
ミッションクリティカルなプロジェクト、大規模&複雑なプロジェクトの直接的な支援を行う責任を持つ

これらは、ひとつの組織の中に共存する。これが質問に対する答えである。


◆CPMOの役割

この中で、注目すべきなのは、CPMOである。日本でもエンタープライズPMOとか、コーポレートPMOといった位置づけのPMOがある企業は少なくないが、CPMOというのは

全社のビジネス機能の一つに位置づけられる。財務、マーケティング、営業、エンジニアリング、製造などと同様に、プロジェクトマネジメントに対するオーナーシップを持ち、プロジェクトのマネジメントのベストプラクティスを全社に展開することを目的とする組織

をいう。つまり、プロジェクトマネジメントというのは組織機能の一つである。メルマガの記事に何回か書いたように、最近、「正しいプロジェクトを正しく行う」ということに関心が高まってきている。しかし、実は、これだけでは不十分である。

「正しいプロジェクトを行う」ことと、「正しく行う」ことは組織の中では自動的には結びつかないことが多い。例えば、正しいプロジェクトを正しく行うためには、組織がプロジェクトをやる意味が十分にプロジェクトに伝わり、反映される必要がある。プロジェクトマネジメントにはプロジェクト憲章というツールがあるが、これだけでそのプロジェクトを実施する組織としての意味が十分に伝わるものではない。この部分は人間系(組織)の課題になる。


◆「正しいプロジェクトを正しく行う」ためにはCPMOが必要

つまり、「正しいプロジェクトを正しく行う」ためには、「正しいプロジェクトを行う」ことと、「正しく行う」ことをコンバインする必要があるのだ。これはシニアマネジャーの役割であるが、シニアマネジャーが個別にやるには横通しの問題からおのずと限界がある。

そこで、プロジェクトマネジメントのオーナーシップという話が出てくる。プロジェクトマネジメントのポリシーを明確に定め、そのポリシーに従って、シニアマネジャーがうまくプロジェクト選定とプロジェクトマネジメント実行を結びつけてやるのだ。

このようなオーナーシップを持つためには、PMOを戦略組織とし、「CPO(Cheif Project Management Officer)」とでもいう役職を設置する必要がある。

最後にひとつ、日本の企業のCPMOの特徴に触れておく。日本の企業では、CPMOがプロジェクトマネジメントに対するオーナーシップをもてないケースが多い。ぜひ、考えてみて欲しい。仮に、あなたのPMOが全社標準を作っているとすれば、以下の3点をチェックしてみて欲しい。

【簡易診断】

(1)全社のプロジェクトマネジメントポリシーを作っている
(2)標準の運用で、プロジェクトスケジュールを無視して、計画書の書き直しを命じることができる
(3)プロジェクトマネジャー以外の部門のプロジェクトマネジメントに対する責任を明確にしている


◆関連するセミナーを開催します
╋【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
◆事例に学ぶPMOの立上げと運営                ◆3.5PDU's 
  日時・場所:【東京】2017年 09月 20日(水) 13:30-17:00(13:10受付開始)
            ちよだプラットフォームスクウェア(東京都千代田区)
        【大阪】2017年 12月 19日(火) 13:30-17:00(13:10受付開始)
            大阪市中央公会堂(大阪市北区)
       【名古屋】2017年 08月 31日(木)13:30-17:00(13:10受付開始)
            名古屋国際センター(名古屋市中村区)
  講師:鈴木道代(プロジェクトマネジメントオフィス、PMP,PMS)
  詳細・お申込 http://pmstyle.biz/smn/startup30.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、PMAJ共催
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
  【カリキュラム】
   1.PMOの概要
   2.PMOの形態と機能の整理
   3.PMOの構築手順と計画
     (演習)PMO構築計画策定
   4.事例に見るPMOの立上げと運営のポイント
   5.PMOの成功要因
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

著者紹介

好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「PM養成マガジン(無料版)」、「PM養成マガジンプロフェッショナル(有料版)」や「プロジェクト&イノベーション(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。

メルマガ紹介

本連載は終了していますが、プロジェクト&イノベーション購読にて、最新の関連記事を読むことができます。

コンサルティングメニュー紹介

PMOコンサルティング、PMOアウトソーシングサービス、人材マネジメントサービスなど、御社に最適のコンサルティングをご提案させていただきます。まずは、お問合せください。

コンセプチュアルスキル診断

サイト内検索

お薦めする書籍

メルマガ購読

公開セミナー(カテゴリー別)
日付順  カレンダ

顧客の声(掲載をご許可いただいた受講者の方のアンケート結果)

すべてのセミナーが企業研修に対応できます。お問合せください。

ブログ

PMstyleプロデューサー

プロジェクト・イニシアチブ

Facebook

Facebook

Twitter

PMコンピテンシーとは