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第14回 プロジェクトの成功について(2009.04.28)

プロジェクトマネジメントオフィス 好川 哲人


◆プロジェクト成功の評価

プロジェクトが成功したかどうかの基準とは何だろうか?最近、ベースラインとの最終差異にメトリクスをもうけ、そのメトリクスの基準値をクリアできれば成功だと言っている組織を見かける。

このやり方は比較的納得性の高いやり方だと思うが、どこに根拠があるのだろうか?だいたい、こういう構図になっている。

ベースライン計画を承認する
 →そのベースライン通りにプロジェクトができれば成功だとする
  →ベースラインとの差異が一定範囲に押さえられればよしとする

では、この構図の本質はどこにあるのか。確かに計画が承認された時点で、その計画が判断の基準になるというのは一見合理性があるように思える。しかしよく考えてみると、工数見積もりなど見積もり基準があって、かつそれをPMOがレビューしているとしても、仕様の不確実性があるわけで、承認が妥当性に基づいて行われているとは言い難い部分がある。

もし、精度というなら、宇宙開発のプロジェクトのように定量的なリスク評価を行い、それを見積もり値に反映するというのであれば確かに精度はあるが、ビジネスプロジェクトではそのような不確実性への対処はコスト面、時間面で現実的ではない。そのことは多くの人はわかっていると思うのだが、未だに、この儀式は粛々と行われている。

この議論の本質の部分は数字の承認ということにはない。それでやることを承認するという意味がある。違う言い方をすれば、そのベースラインでやるのであれば、プロジェクトスポンサーも腹をくくるということに他ならない。


◆スポンサーが成功だと思えば、プロジェクトは成功である

異なる言い方をすれば、

ベースライン計画を承認する上位組織(プロジェクトスポンサー)が成功だと考えていることをクリアできれば成功である

といえる。

ここで重要になる点が2つある。一つは、その期待をどのようにまとめて、どのように伝えるかだ。ベースラインで成功の判断をしようとしている背景には、もっともすっきりと期待を表現できるからである。ただ、逆に、プロジェクトは計画通りできたが、顧客からは不満の声が聞こえる、メンバーは疲弊しきって次のプロジェクトへの支障がでるといったことでは、成功とはいえない。つまり、成功のメトリクスというものをベースライン以外に持つ必要があるといえよう。

もう一つのポイントは、そもそも、プロジェクトスポンサーはどのように期待を決めるかという問題がある。ここでも明確だといえる指標は売上や収益しかない。自然と、プロジェクトの目標に売上や収益を設定することになる。もちろん、これが重要なファクターであることは疑う余地もないのだが、これだけかといえば違う。ほかにもいろいろあるだろう。たとえば、プロジェクトにおける人材育成は多くのプロジェクトスポンサーが期待することだと思われる。


◆必要なのは要求に対する創造性

こんなよくわからない議論になってしまうのだが、結局のところ何がかけているのか?明確である。プロジェクトに対する要求に対する創造性である。要求として売上と利益しか出てこないようなプロジェクトからあまりよい成果が生まれるとは思えない。

前書きだけで1回分終わってしまったが、これをまとめるのがプロジェクトリクエストである。

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著者紹介

好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「プロジェクトマネジャー養成マガジン」や「プロジェクト&イノベーション(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。

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