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第91回 クリティカルシンキング(2)〜合理性を疑う(2016/08/30)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代
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◆クリティカルシンキング(2)〜合理性を疑う

問題解決、意思決定などマネジメント作業には欠かせない思考法であるクリティカルシンキングについて、前号では、7つの心構えについて、述べました。

 PMの道具箱(90) クリティカルシンキング(1)〜7つの心構え

本号では、クリティカルシンキングの疑うポイントとして、合理性を取り上げます。
次回は、内省について、取り上げます。

合理性について疑うポイントは、次の4つです。

1.常識・前提
2.構造
3.因果関係
4.問題設定

1.常識・前提を疑う

クリティカルシンキングは、「正しく疑う」ことであり、考えたこと(自分の思考)を「本当にそうか?」と疑う思考法です。

自分では、論理的に考えて、問題解決や意思決定において、結論を出しているつもりです。ですが、そのつもりの中に論理が正しいかどうかを疑います。
その疑うポイントは、論理の前提は何で、それは正しいのか、です。

例えば、スケジュールが遅れていて、納期に間に合わないという問題があり、遅れを取り戻すためには、2人で行っていた作業を一人追加して3人で行えば、納期に間に合うと考えたとします。

その前提は、3人で行えば、1.5倍のスピードで作業が進むはず、ということですが、もし、作業する場所や設備を2人しか使えないとすれば、その前提は正しくありません。その前提が正しいかどうかを確認しましょう。
また、常識を思われていることについて、その根拠(常識である理由)を確認し、常識すらも疑います。


2.構造を疑う

状況は刻一刻と変化します。時系列に考えますと、原因と結果の因果関係がひっくり返る場合もあります。

論理的に考えることは重要ですが、巡り巡って、その影響が元に返ってくる状況があるのでは、と疑います。つまり、すべての要素間に、どこかで影響があると考え、状況をシステムとしてとらえ、状況を構造として考えます。
その構造をすべて頭の中で考えられる人を除いて、その他の人は、システム思考の因果ループ図を描いて、構造を考えましょう。

※システムとは、互いに関係しあう複数の構成要素の集まりで、どの要素も他の要素との間に関係があり、目標達成のために時間を追って変化するもの

3.因果関係を疑う

ロジカルシンキングと同様ですが、ここでは、相関関係ではなく第三の因子が存在する疑似相関ではないか、事実と意見を混同していないかを疑います。

4.問題設定を疑う

GIGOの法則(Garbage In, Garbage Out)とは、ゴミを入れれば、ゴミしか出力されない、というコンピュータ科学の法則です。同様に、問題設定が間違っていれば、問題解決策も間違っているはずです。

ここでは、誰にとっての問題か、目的に対しての問題か、を疑います。

上記の4つのポイント疑うことによって、これまでとは、少々、異なる考え方、結論になるのではないでしょうか。

次回は、内省についてのポイントを取り上げます。

◆参考資料
 3分でわかるクリティカルシンキングの基本

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  詳細・お申込 http://pmstyle.biz/smn/critical.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、共催:PMAJ
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  【カリキュラム】                           
   1.クリティカルに考えるとは
   2.ロジカルシンキング
   3.何を疑うのか(合理性)
   4.何を疑うのか(内省)
   5.クリティカルシンキングの4ステップ
   6.具体的状況におけるクリティカルシンキング演習
   7.クリティカルシンキング総合演習                  
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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