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第6回 プロジェクト目標マネジメント(QCDSのS)(2012.11.27)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆プロジェクト目標マネジメント(QCDSのS)

「P2M(プロジェクト&プログラムマネジメント)早わかり」の6回目です。

前回は、P2Mのプロジェクトマネジメント層の中のプロジェクト目標マネジメントのライフサイクルマネジメントとフェーズについて、書きました。

今回から、プロジェクト目標マネジメントのQCDS(品質、コスト、タイム、スコープ)のマネジメントを、PMBOK(R)と比較しながらみてみます。

QCDSという言葉があり、これは、品質(Quality)、予算(Cost)、納品(Delivery)、スコープ(Scope)の頭文字をとった言葉です。

ちなみに、KKDという言葉もあり、これは、「勘」「経験」「度胸」の意味ですが、こちらもPMには、必要ですね。

話を元に戻しますが、「QCDS」は、プロジェクトの目標としての指標であり、どれも、目標を達成するためにマネジメントとして重要な知識エリアですが、計画を作成する場合は、この順ではなく、Sから考えます。スコープマネジメントはタイムマネジメント、コストマネジメントの基礎データとなっています。

PMBOK(R)では、スコープマネジメントのアウトプットである「WBS」がタイムマネジメントやコストマネジメントのインプットであり、その流れは明確に記載されています。

プロジェクト目標マネジメントでは、まずライフサイクルマネジメントによって、フェーズが定義され、そしてフェーズ毎の目標が明確になります。

そして、その目標を達成するために、スコープマネジメントでは「スコープの計画」を行い、次の項目を文書化します。

・プロジェクトの成果物、サービスに関する特性の概要
・プロジェクトの成功、失敗の評価基準となる定量的な達成目標
・スコープを明確化するための方針および手順

そして、「スコープの定義」では、プロジェクトの予算、スケジュール、資源、品質などの計画のもとになるスコープを定義します。
そのための技法が、WBS(Work Breakdown Structure)であり、WBはとは、プロジェクトの目的を達成するために、プロジェクトの成果物やフェーズの基づき、実行すべきすべての作業を体系的に階層構造化したものです。

WBSでは、構成作業を体系的に分解する方法や、定められた原則はありませんが、通常は、第1レベルにはプロジェクトの「最終製品」を構成する主要な成果物を設定する場合が多いようです。他に、フェーズやプロセスなどの時間的経緯や、エリアなどの地理的に分解する場合もあります。

WBSを分解する場合に、直近の作業では詳細なレベルまで分解しますが、遠い将来で実施する作業や詳細化が困難な成果物の場合に上位レベルの分解のみにとどめておく段階的の詳細化する計画手法を「ローリングウェーブ計画法」と呼んでいます。

WBSが完成できたら、タイムマネジメントにて、スケジュールを立案し、次にコストの計画などを作成し、計画が完成されれば、プロジェクト作業を実施します。

が、当初、定義したスコープを変更する必要が出てくる場合があります。そのスコープ変更が徐々に勝手に行われてしまい、当初のスコープといつの間にかかけ離れてしまうことがあり、それをスコープクリープと呼びます。

スコープクリープを起こさないように、「スコープ変更」はプロジェクト全体の変更管理システムの一要素として、スコープの変更手順を明記しておき、それにしたがって、行うことが重要です。

PMBOK(R)ガイドでは、第4版から「WBS作成」が一つのプロセスとして定義され、「スコープ定義」から分離されています。
また、スコープ知識エリアでは、「スコープ検証」というプロセスがあり、(中間)成果物が完成されたことを確認するプロセスです。

P2Mとの大きな違いは、この2点です。ただ、PMBOK(R)ガイドでは、計画プロセス群(「スコープ計画」「要求事項定義」「スコープ定義」「WBS作成」と監視コントロールプロセス群(「スコープ検証」「スコープ・コントロール」)にわかれているため、プロセスの実施タイミングが分かり易くなっています。

次回は、プロジェクト目標マネジメントのQCDSの『D』のマネジメントについて、PMBOK(R)と比較しながら解説を進めていきます。

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 8.コミュニケーション計画書の書き方
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 10.プロジェクト計画書の使い方と段階的詳細化
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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