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第17回 関係性マネジメント (2)(2014.02.07)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆関係性マネジメント(2)

「P2M(プロジェクト&プログラムマネジメント)早わかり」の17回目、関係性マネジメントの2回めです。

P2M標準ガイドブックでは、

「関係性マネジメントとは、プロジェクトに関与するステークホルダー間の関係のあり方を定めて、良好な状態に維持し、プロジェクトを成功に導く一連の業務プロセスのことである。」

と書いています。そして、その業務プロセスは、関係性の「設計」「構築・維持」「再構築」と書いています。

「設計」とは、
  ステークホルダーがどういう位置づけでプロジェクトに関わるかを定めること
「構築・維持」とは、
  関係性設計で定められた関係性のもとで、ステークホルダーとの良好な状態を構築・維持すること

「再構築」とは、
  プロジェクト完了後、定められていた関係性を別プロジェクトなどに再構築し、企業の付加価値を高めていくこと

です。

本号では、「関係性の設計」について見てみましょう。

設計し、構築するためには、まず関係者の一覧が必要ですが、リストアップするためには、経済面・社会面・環境面などのすべてにおいて、プロジェクトが影響を与える範囲から、ステークホルダーを特定します。そして、そのステークホルダーとの関係性を定義していきます。

P2Mでは、プロジェクトオーナーとエンドユーザとの関係、発注者(顧客)と受注者の関係に着目し、次の顧客関係性があると書いています。

●商品開発などの自社内プロジェクトの場合
 プロジェクトオーナー(プロジェクト遂行者)
    ↓顧客
 エンドユーザ

●プロジェクトを発注する場合
 プロジェクトオーナー(発注者)
 ↓       ↑顧客
 ↓      プロジェクト遂行者(受注者)
 ↓顧客
 エンドユーザ

誰が顧客であるかを確認し、その顧客とどのような信頼関係を構築し、プロジェクトを遂行するために、その顧客関係性において、必要な関係者をリストアップしていきます。例えば、プロジェクトを発注する場合において、受注者であるプロジェクト遂行者は、プロジェクトオーナーとの良い顧客関係性を作るためには、進捗を報告するなどの必要があり、その顧客窓口や、顧客の顧客であるエンドユーザの意向をヒアリングするために調整する必要のある部門などを特定します。

また、プロジェクトオーナー、エンドユーザ以外の他のステークホルダーとして、顧客ではないが、利害関係の発生が予測できる人やグループをリストアップします。
これらのステークホルダーは直接的な顧客ではありませんが、プロジェクトと利害関係があるわけですので、よい関係性を気づいていく必要があります。

そのためには、
・ステークホルダーの意向・立場を的確に把握し、ステークホルダーの満足が得られるような活動を行う
・プロジェクトの計画段階からステークホルダーとコミュニケーションをとる
・意見調整と相互理解のために意味のある協議形式のコミュニケーションを行う

などのポイントがあります。

そして、P2Mは、プロジェクト&プログラムマネジメントですので、プログラムにおける関係性についても述べています。

それは、『プログラムミッションの達成のためには、プログラムレベルでステークホルダーを把握してマネジメントを行う』ということです。

プログラムミッションを達成するためには、個々のプロジェクトの縮小、拡大、修正、中止などが発生します。
プログラム全体と個々プロジェクトでは、上記のことですべてのステークホルダーの利害は一致しないことが多く、プログラムミッションと個別プロジェクトミッションの因果関係やステークホルダーの位置づけなどから、プログラムマネジャーは、総合的に判断することが必要です。

それでは、次回は、「関係性の構築・維持」へと進みます。


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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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