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【PMOコラム69】PMOのサービスマネジメント(10)〜コンサルティングと上位組織との仲介(2008.08.25)

プロジェクトマネジメントオフィス 好川 哲人


◆はじめに

前回は、PMOサービスに必要な3つの能力

1)プロジェクトマネジャーのカウンセリング
2)プロジェクトマネジャーのコンサルティング
3)プロジェクトマネジャーと上位組織との仲介

のうちのカウンセリングについてのべた。今回は、残りの2つについて解説する。


◆コンサルティング

コンサルティングは多くのPMOスタッフが自らの業務の中核の業務だと考えている業務である。プロジェクトマネジャーに対するコンサルティングには、広い意味での情報提供であり、

・ノウハウ(ナレッジ)の提供
・問題解決

の2つがある。ナレッジは組織によってまちまちであるが、

・標準的なプロセス、手法とその使い方
  見積もり、リスク評価、進捗評価方法、
・テンプレート
・ベストプラクティス
  計画書、リスク識別、コミュニケーション計画、リスク対応計画

などが代表的なものである。

問題解決は、問題解決の体制によって変わるが、

・問題解決の進め方の指導
・問題解決事例
・問題の解決に必要なデータや情報の提供

などのコンサルティングがありうる。


◆プロジェクトマネジャーと上位組織との仲介

ある意味でPMOサービスとしてはこの能力がもっとも重要である。こんな例を考えてみてほしい。

SIプロジェクトで顧客からスケジュール前倒しの要望があり、対応せざるを得ない状況にある。ただし、スケジュールの前倒しのためには、計画書の審議などを後送りをしなくてはならない。誰がこれを承認するのか?

この問題はそんなに簡単な問題ではない。おそらく事業実施の責任を持つプロジェクトマネジャーの上司は承認しようとするが、その権限を持っていないことが多い。

だからといって、事業部長など、プロジェクト計画書の最終承認者が承認すればよいという問題でもない。プロセスに忠実に承認して赤字を出した場合と、プロセスを無視して赤字を出した場合、赤字を出したことに対する責任はまったくことなる。前者であれば業績の問題に過ぎないが、後者であればコンプライアンスの問題になってくる。

実はプロジェクトマネジメントのオーナーシップの問題はそういうややこしい問題である。

この問題に対する合理的な解決策はひとつしかないと思われれる。PMOがプロジェクトマネジメントに対するオーナーシップを持っており、PMOがプロジェクトに対して何らかの判断をし、問題がないと判断すれば上位組織に対して計画前に着手するという対応を承認してもらうように上位組織に伝えることである。

多くのPMOはプロジェクトマネジメントのオーナーシップを持っているかというと微妙な状況だ。たとえば、受注前に作業を始めると会計部門からクレームがつく。これは会計部門が会計に対するオーナーシップを持ってるからだ。ビジネス上、どのような影響が出てこようと、会計上のルールを優先できるわけだ。

プロジェクトマネジメントについても、エンタープライズPMOを作り、そのような取り組みを始めているところはあるが、上にも述べたように今のところグレイだ。グレイな場合には、PMOはプロジェクトマネジメントのオーナーシップを主張し、上のような対応をとることが企業のためである。


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著者紹介

好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「PM養成マガジン(無料版)」、「PM養成マガジンプロフェッショナル(有料版)」や「プロジェクト&イノベーション(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。

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