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第17話 コンセプチュアルスキルはイノベーティブリーダーのエンジン(2013.09.18)

プロジェクトマネジメントオフィス 好川 哲人


◆イノベーションを起こす仕組みづくりとその限界

いろいろとイノベーションを起こす仕組みづくりが模索されている。最近、高い関心を集めているものを挙げても、プロジェクトやプログラム、チーム、対話(弁証法)やフューチャーセッション(コラボレーション)、デザイン思考ワークショップ、ビジネスモデルキャンバスなどがある。一方で、これらの仕組みは形はできるのだが、限界を感じることが多い。

たとえば、プロジェクトやプログラムであればイノベーションが起こりそうな目的が設定できない。フューチャーセッションであればさまざまな属性を持つ人たちの話がうまく進んで行かない。デザイン思考であれば観察したものからアイデアを生み出すところがうまくいかない。ビジネスモデルキャンパスであればキャンパスに適切な内容の記述をしていくこと自体が難しい。


◆なぜ、守破離が実現できないのか

日本人は守破離という言葉があるように、フレームワークやツールに対して形から入ることが好まれるが、これらのフレームワークを使った活動を見ていると、いつまでたっても守から破に移行できない。ずっと守のままになっているケースが多い。これは、従来あまりなかったことではないかと思う。与えられた型に対して研究熱心であり、数を重ねていくうちによりよい型を作ってきた。

これまでとイノベーションの違いは何か。それは、守から破に移るには守をクリアするためにコンセプチュアルなスキルが必要であることだと思われる。

この問題はいろいろな形で出てくる。たとえば、対話。対話からイノベーションにつなげていくには、現実(現象)をいろいろと話し合う内に、概念化が起こり、発想が飛躍することが不可欠である。具体的な話が延々と続き、ついには跳べないままに燃料不足になって終わってしまう。こんなことが起こりがちだ。

現実に現実をかぶせてみても何も起こらない。


◆多様性を活かすには

チームやフューチャーセッションのような多様性ということでいえば、そもそも論としてバックグランドが多様な人が話し合いをするときに概念化することは不可欠である。

ここで求められる概念化は本質化とアナロジーである。つまり、まったく違う分野の活動や知見を聴いて、自分の分野と照らし合わせながら具体的な話は理解できないまでも本質を把握し、その本質を自分の分野で展開していく能力が求められる。

デザイン思考では、観察から直感的に得られた知見を論理化し、さらに抽象化した上で問題解決を行い、現実に適応していく。ここでもコンセプチュアルスキルが求められる。


◆現物の世界ではもはやイノベーションは起こらない

ハード的な技術イノベーションだけであれば、現物の世界で起こすことができる。しかし、新しいアイデアを生み出すには、必ず、コンセプチュアルな世界を通過しなくてはならない。現物の世界のイノベーションはもう誰かがやっているからだ。その意味で、モノやサービスに対するアイデア勝負は終わっており、コンセプトでのアイデア勝負をしていかなくてはならない。その典型がビジネスモデルである。

しかし、現実問題としてビジネスモデルイノベーションを起こすべく、ビジネスモデルキャンバスを使ってみても、発想が具体的すぎて、結局、ビジネスモデルを呼ぶものにすらならない。こんなことが起こっているのだ。

このようにコンセプチュアルスキルの不足のために守で止まっているケースが多い。守の中でずっと改善を続けているだけでよいならそれでもいいが、改善をイノベーションに昇華させていくのは、イノベーション以前の問題として、コンセプチュアルスキルの問題を解消しなくてはならない。


◆イノベーティブ・リーダーにはコンセプチュアルスキルが不可欠

イノベーティブ・リーダーを目指す人は、まず、コンセプチュアルスキルを身につけよう。そこをクリアできれば、イノベーションは自然に生まれてくるだろう。コンセプチュアルスキルはイノベーションのエンジンである。


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著者紹介

好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「PM養成マガジン(無料版)」、「PM養成マガジンプロフェッショナル(有料版)」や「プロジェクト&イノベーション(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。

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