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第11話 イノベーティブリーダーの思考法(3)〜視点を変える(2013.06.28)

プロジェクトマネジメントオフィス 好川 哲人


◆視点は膠着する

人間は集中すればするほど、他のことが目に入らなくなってくる。そのため、常に目に入る範囲でしかものごとを考えることができなくなり、思い込みや固定観念に陥ってしまう。この問題のやっかいなことは、手ごわい問題に行き当たったときに、目に入る範囲には答えがないことがよくあることだ。

たとえば、あなたがアパレルの販売管理システムの開発をしているベンダーのプロマネだとしよう。顧客がどうしてもこの機能を追加してほしいと言ってきた。予算はない。このときに、あなたは一生懸命に

・もっと安く作る方法はないか
・仕様的に削れる部分はないか
・もう少し開発生産性を上げる方法はないか

といったことを考える。どうしてもアイデアがでなければ、顧客にどういう態度を取るかを相談する。このような症状はまさに、視点の膠着である。開発のことしか考えていない。このような状況に陥らないために、視点を変えることが大切である。


◆視点を動かす方法

視点を変えるにはどうすればよいのか。視点を動かす方法には、「鳥の目、蟻の目、魚の目」などいろいろなものがあるが、よく使われるものを3つ上げるとすれば、

・レベル
・立場
・時間

の3つである。


◆レベルを変える

レベルを変えるというのは、抽象度を変えることだ。

たとえば、顧客は店員がお客に服を奨めるための参考データとして、リアルタイムで全店舗の服の売れ筋が分かるような機能が欲しいといっている。

この要望の抽象度を上げると、店員が買い物客に自信を持って商品を奨める材料が欲しいということである。そう考えると、たとえば、自店舗分だけでもで顧客特性と売れた服の対応が分かれば、より、自信を持って奨めることができる。

具体的な方法として、買い物客の特徴でセグメントを分類し、どのセグメントにどの商品が売れたかを手書きで記録して、店員が自由に見れるようにすればよい。この方法であれば、接客の合間に十分にできる。店員のセンスを磨く一助にもなる。

こういう風にレベルを変えて考えてみる。


◆立場を変える

二番目は立場である。上のような視点の移動をするもっとも簡単な方法は、店員の立場になって自分ならどうするかを考えてみることだ。あるいは、買い物客の立場になって、自分がどのように商品を奨められると買うかと考えてみることだ。

ペルソナという手法があるが、これはまさにそれだ。


◆時間を動かす

三つ目は時間を動かしてみることだ。これは少し高度で、もし、そのシステムがうまく機能したらどのようになるかを想像してみる。その中で、顧客が要求している機能が必要かどうかを考えてみる。あるいは、買い物客へのリコメンドがうまくいくとすればどういう手段なのかを考えてみる。すると、以外と鏡の位置だったりするかもしれない。

このようにして、視点をいつも見ているところの外に置くことで、これまでになかったアイデアが生まれてくる可能性は高い。イノベーティブなリーダーは常に自分のいるシステムの外を観察しておく習慣をつけたいものだ。


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著者紹介

好川哲人、MBA、技術士
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス代表、PMstyleプロデューサー
15年以上に渡り、技術経営のコンサルタントとして活躍。プロジェクトマネジメントを中心にした幅広いコンサルティングを得意とし、多くの、新規事業開発、研究開発、商品開発、システムインテグレーションなどのプロジェクトを成功に導く。
1万人以上が購読するプロジェクトマネジャー向けのメールマガジン「PM養成マガジン(無料版)」、「PM養成マガジンプロフェッショナル(有料版)」や「プロジェクト&イノベーション(無料」、書籍出版、雑誌記事などで積極的に情報発信をし、プロジェクトマネジメント業界にも強い影響を与え続けている。

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