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第24回 PMBOK(R)第4版と第3版の差異 その1(2009.03.19)

アイ・ツー・マネジメント 代表取締役 岡野 智加

プロジェクトマネジメントは、1950年代後半に米国国防省が大規模なプロジェクトを管理する手法として、それまでのマネジメント手法を統合化したことに始まり、その効果が確認されるにつれて、様々な業界に普及し、多くの企業において生産性を向上させる役割を果たしてきました。その後、世界最大のプロジェクトマネジメント協会であるPMI (Project Management Institute)が、プロジェクトマネジメントの共通概念、及び用語確立のため、プロジェクトマネジメントの手法をPMBOK(R) (Project Management Body of Knowledge)としてまとめました。

PMBOK(R)は、どのような業界のどのような規模のプロジェクトにも適用できる基本的なプロジェクトマネジメントの手法として、今やプロジェクトマネジメントのデファクト的な存在として、世界中で実践されています。

PMBOK(R) は、1996年に第1版が発行され、それ以降4年ごとに改定されており、昨年12月に第4版が発行されました。
そこで、今回のコラムでは、PMBOK(R)第3版とPMBOK(R)第4版との比較をし、PMBOK(R)第4版での変更点を中心に解説します。

第3版と第4版は、PMBOK(R)第2版と第3版との改定に比べると、改定箇所は少ないのですが、プロセスの初期に新しいプロセスが追加されたりしているので、プロジェクトマネジメントの初期(立ち上げ〜計画の初期)が更に重要視されているように思われます。
尚、ここでの改定箇所の紹介は、大きな変更点についてお話しします。

■知識エリア
PMBOK(R)第4版において、知識エリアの変更点はなく、PMBOK(R)第3版同様、「統合マネジメント」、「スコープマネジメント」、「タイムマネジメント」、「コストマネジメント」、「品質マネジメント」、「人的資源マネジメント」、「コミュニケーションマネジメント」、「リスクマネジメント」、「調達マネジメント」の9つの知識エリアとなっています。

■プロセス群
プロセス群も第3版と変わらず、「立上げ」、「計画」、「実行」、「監視・コントロール」、「終結」の5つのプロセス群で、それらの関係も第3版と変わらず、以下の図のような関係になっています。すなわち、プロジェクトは有期性なので、「立上げ」のプロセス群によってプロジェクトが開始し、「計画」と「実行」の二つのプロセス群をぐるぐる実行し、「終結」のプロセス群でプロジェクトが終了します。また、プロジェクトは統合的な性質を持つので、「監視・コントロール」が、「立上げ」から「終結」までの全てのプロセス群の相互作用を行います。
       
■PMBOK(R)第3版と第4版とのプロセス比較
PMBOK(R)第4版では、PMBOK(R)第3版のプロセスに2プロセスが追加され、2プロセスが削除され、2プロセスが統合されました。したがって、PMBOK(R)第3版では44プロセスだったのが、PMBOK(R)第4版では、42プロセスになりました。
PMBOK(R)第3版とPMBOK(R)第4版のプロセス比較は以下の通りです。
    

次回は、プロセスの内容についての変更点をご紹介したいと思います。

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  【カリキュラム】                     
 1.プロジェクト計画書作成プロセス
 2.プロジェクト計画をデザインする
 3.プロジェクト計画の骨組みを決める
 4.プロジェクト活動計画書の書き方
 5.予算計画書の書き方
 6.リスク計画書の書き方
 7.ステークホルダー計画書の書き方
 8.コミュニケーション計画書の書き方
 9.プロジェクト計画全体の整合と各計画書の調整
 10.プロジェクト計画書の使い方と段階的詳細化
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著者紹介

岡野 智加    アイ・ツー・マネジメント 代表取締役

大手ISベンダーなどにてOracleをはじめとするソフト・トレーニングの講師経験を経て、現在、Microsoft Office Projectセミナーに特化した教育事業経営を行っている。
1998年に日本初の、プロジェクトマネジメントの世界標準であるPMBOKTM(Project Management Body of Knowledge)に準拠したMicrosoft Office Projectセミナープログラムを独自開発。これまでの単なる操作方法を習得するセミナーではなく、プロジェクトマネジメントプロセスに従ったMicrosoft Office Projectの実践的活用ノウハウが習得できるセミナーを開発。
開発当初からこの今までに無い実践的な内容のセミナーは、当時、プロジェクトマネジメントをいち早く導入しようとしていた日本の最大手企業から高い評価を得る。
マイクロソフト社からも評価され、、2002年には日本初の米国マイクロソフト社公認Microsoft Office Project Official Partnerに認定される。
2002年に出版した書籍は、これまでの単なる操作方法を解説する書籍ではなく、プロジェクトマネジメントのプロセスに従ったMicrosoft Office Projectの活用方法が解説されているということで、大ベストセラーとなり、売れ続けており、その後の書籍及び日本中のセミナー企業へ多大なる影響を与える等、Microsoft Office Project講師として日本におけるリーディングパーソンである。

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