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第22回 PMBOK(R)テンプレートの作成 その8(2008.11.21)

アイ・ツー・マネジメント 代表取締役 岡野 智加

今回のPMBOK(R)テンプレートの紹介は、前回に引き続き、プロジェクトマネジメント計画書に添付される各知識エリア毎のマネジメント計画書をご紹介したいと思います
今回のマネジメント計画書は、要員マネジメント計画書及びコミュニケーション・マネジメント計画書です。
PMBOK(R)のプロセスに従って人的資源をどのようにマネジメントするのか、どのようなコミュニケーションをどのように行うのかを記述したマネジメント計画書のサンプルを紹介します。

尚、ご紹介するテンプレートは、私が主査を行っております、PMI日本支部 PMBOK委員会 実用化ワーキング・グループで作成したもので、現在、PM日本支部会員であれば、PMI日本支部のホームページより無料でダウンロードすることができます。

事前にダウンロードしてから解説を読んで頂くと、より分かりやすいと思います。

■要員マネジメント計画書とは
要員マネジメント計画書とは、プロジェクトの人的資源をどのようにマネジメントするのかを記述した文書になります。
PMBOK(R)には、要員マネジメント計画書に記述する内容について以下のように記述されています。

『要員マネジメント計画書には、プロジェクト・チーム・メンバーの調達方法と調達時期、プロジェクトからの離任基準、トレーニングのニーズの特定、表彰と褒章の計画、法令・規則の遵守への配慮、安全上の課題、組織の要員マネジメント計画書への影響などを記載する。』

今回のテンプレートの作成趣旨としては、Howを記述する、つまり、人的資源マネジメントのプロセス(「人的資源計画」、「プロジェクト・チーム編成」、「プロジェクト・チーム育成」、「プロジェクト・チームのマネジメント」)を具体的にどのように実行するのかを記述しました。
このマネジメント計画書は、各知識エリアの計画の一番最初のプロセスである「○○計画」である、「人的資源計画」のプロセスで作成します。


■要員マネジメント方針
最初はマネジメント方針を記述します。


■要員計画
要員マネジメント計画書を作成するプロセスである「人的資源計画」のプロセスの実施要領を要員マネジメント計画書自体に記述するのはおかしいと思われるかもしれませんが、人的資源計画のアウトプットとしては要員マネジメント計画書以外にも役割と責任、プロジェクト組織図があります。従って、この2つのアウトプットを創出するための実施要領を要員マネジメント計画書に記述する必要があります。

役割と責任については、以下のように要員マネジメント計画書に直接記述しました。
責任を示すために以下のようなRAM表をPMBOK(R)では作成しますが、Microsoft Projectを使用している場合は、以下のように[タスク配分状況]ビューに責任分担を入力できる独自のフィールドを作成することによって入力できます。


プロジェクト組織図の作成要領は今回は次の「3.プロジェクト・チーム編成」に記述しました。
その他、各役割を持ったメンバーがいつからいつまでどのような負荷でプロジェクトの作業に従事するのかも記述しました。今回は下記のような形で記述しましたが、通常は、リソースヒストグラムというグラフ形式で表示します。Microsoft Projectを使用している場合は、リソースヒストグラムは以下のような[リソースグラフ」ビューで参照できます。


尚、今回の要員マネジメント計画書の「2.人的資源計画」には、離任基準についても記述しました。



■プロジェクト・チーム編成
プロジェクト・チームの名簿の作成と維持の方法について記述しました。


■プロジェクト・チーム育成
要員のトレーニング計画やチームのパフォーマンスの評価方法について記述しました。


■プロジェクト・チームのマネジメント
課題ログの作成方法、変更管理方法、是正処置の提案と承認方法、予防処置の提案と承認方法、組織のプロセス資産の更新方法について記述しました。
今回のプロジェクトでは、変更管理方法、是正処置の提案と承認方法、予防処置の提案と承認方法、組織のプロセス資産の更新方法についてはプロジェクトマネジメント計画書に記述されている方法に従います。


■コミュニケーション・マネジメント計画書とは
コミュニケーション・マネジメント計画書とは、プロジェクトのコミュニケーション方法について記述した文書です。
PMBOK(R)にはコミュニケーション・マネジメント計画書に記述する内容が以下のように記述されていますが、今回のテンプレートの作成趣旨としては、Howを記述する、つまり、コミュニケーション・マネジメントのプロセス(「コミュニケーション計画、「情報配布」、「実績報告」、「ステークホルダー・マネジメント」)を具体的にどのように実行するのかを記述しました。この方針でコミュニケーション・マネジメント計画書を作成した場合、PMBOK(R)に記述されている項目を網羅できているのかを確認したものが以下の図です。左側に記述しているのが、PMBOK(R)に記述されているコミュニケーション・マネジメント計画書の項目で、右側が今回のサンプルのコミュニケーション・マネジメント計画書の目次になります。以下のとおりPMBOK(R)に記述されている内容は網羅できています。



■コミュニケーション・マネジメント方針
まず最初はマネジメント方針を記述しました。


■コミュニケーション計画
どのような文書を誰が誰に提供するのか、どのような会議をどのような頻度で行うのかについて記述しました。


■情報配布
情報配布の方法について記述しました。



■実績報告
実績報告書に記述する内容を記述しました。


■ステークホルダー・マネジメント
ステークホルダーをマネジメントする方法として、ステークホルダーの状況を分析する方法、課題管理の方法について記述しました。


次回は最後のマネジメント計画書としてリスク・マネジメント計画書のテンプレートを紹介します。

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 1.プロジェクト計画書作成プロセス
 2.プロジェクト計画をデザインする
 3.プロジェクト計画の骨組みを決める
 4.プロジェクト活動計画書の書き方
 5.予算計画書の書き方
 6.リスク計画書の書き方
 7.ステークホルダー計画書の書き方
 8.コミュニケーション計画書の書き方
 9.プロジェクト計画全体の整合と各計画書の調整
 10.プロジェクト計画書の使い方と段階的詳細化
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著者紹介

岡野 智加    アイ・ツー・マネジメント 代表取締役

大手ISベンダーなどにてOracleをはじめとするソフト・トレーニングの講師経験を経て、現在、Microsoft Office Projectセミナーに特化した教育事業経営を行っている。
1998年に日本初の、プロジェクトマネジメントの世界標準であるPMBOKTM(Project Management Body of Knowledge)に準拠したMicrosoft Office Projectセミナープログラムを独自開発。これまでの単なる操作方法を習得するセミナーではなく、プロジェクトマネジメントプロセスに従ったMicrosoft Office Projectの実践的活用ノウハウが習得できるセミナーを開発。
開発当初からこの今までに無い実践的な内容のセミナーは、当時、プロジェクトマネジメントをいち早く導入しようとしていた日本の最大手企業から高い評価を得る。
マイクロソフト社からも評価され、、2002年には日本初の米国マイクロソフト社公認Microsoft Office Project Official Partnerに認定される。
2002年に出版した書籍は、これまでの単なる操作方法を解説する書籍ではなく、プロジェクトマネジメントのプロセスに従ったMicrosoft Office Projectの活用方法が解説されているということで、大ベストセラーとなり、売れ続けており、その後の書籍及び日本中のセミナー企業へ多大なる影響を与える等、Microsoft Office Project講師として日本におけるリーディングパーソンである。

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