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第36回 チームパフォーマンス向上(2)(2015.03.24)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆チームパフォーマンス向上(2)

コミュニケーションニーズとして、プロジェクトマネジメントで行いたいことに、以下の項目があります。

・上位組織へのQCDSの予実のタイムリーかつ正確な報告
・顧客満足度向上
◎メンバーのプロジェクト貢献動機向上
●チームパフォーマンス向上
・納期意識を高める
・品質意識を高める
・リスクマインドの向上
・プロジェクトに対する信頼構築
・調達物品質の向上
・ゴールの共有
・スムーズな変更管理の実現
・プロジェクトの安全意識の向上

本号では、「チームパフォーマンス向上」のための、コミュニケーションについて、さらに、考えてみましょう。

前号でも述べましたように、プロジェクトのパフォーマンスはプロジェクトチームのパフォーマンスによって決まり、また、チームのパフォーマンスは、メンバー個人のパフォーマンスの総和ではなく、メンバー個人のパフォーマンスとチームマネジメントの積として、決まります。そして、プロジェクトの成果物は、メンバーひとりで全部完成するわけではありませんし、一人が完成した成果物を他のメンバーが引き継いで、プロジェクトの成果物への完成していきますので、引き継ぎのパフォーマンスや共同作業のパフォーマンスが、とても重要です。

PMstyleでは、「プロジェクトを成功させるコミュニケーションマネジメント」セミナーを定期開催しています。

その中の演習で、チーム(3人〜5人)で1つのレゴ(R)ロボットを20分程度で、組み立てています。

プロジェクトにおいても、1つの成果物をプロジェクトチームで完成させますので、3人〜5人であれば、少数精鋭のチームメンバーがプロジェクトに参加している様なイメージでしょうか。

コミュニケーションのセミナーですので、演習では、組み立て方をどんなコミュニケーションで伝えるのかを体験し、コミュニケーションのポイントを体感する内容になっています。

本演習は、これまでに100チーム以上の方にご参加いただきました。
どんな伝え方をするのかもチームによってバラバラですが、組み立ての分担もチームによってバラバラでした。

・組み立てリーダーを決めて、他の人は補佐をするチーム
・一人をチェック役にし、タイムキーパーとみんなが気づかない点をアドバイスするチーム
・成果物の部分担当を決めて、それぞれバラバラに動き、あるタイミングから全員集合で動くチーム

など、いろいろです。

そして、成果物の完成度が高いチームは、

・メンバー全員の役割分担を決め、その役割を果たしていない場合、黙っていないで、注意を促す
・コミュニケーションフローが双方向である
・プロジェクトの計画をメンバー全員で作成し、その計画に合意している
・ゴールを共有している
・気がついたことはすぐに発言する

など、チームとして必要な条件を満たしていました。

チームに必要な条件については、以下のコラムをご参照ください。

  第27回 リアルチームを作る


また、成果物の完成度が低いチームと言いますか、ほとんどレゴブロックが組み立てられず、バラバラの状態のチームでは、

・みんなが、これは自分たちには無理、とあきらめている
・プロジェクトとは、成果が重要なのに、成果を出そうとせず、時間が過ぎ去ること をただ、待っている

など、『メンバーのプロジェクト貢献動機向上』など、微塵も見られませんでした。

チームパフォーマンスの向上のためには、

・自分たちがプロジェクトで成果物を完成させているんだ!
・○○を達成するために、成果物を作っているんだ!
・◎◎を実現するために、○○を達成しているんだ!

とチームメンバーで合意し、プロジェクトのために自分はこの作業を完成するんだ、という貢献動機があることが重要ですね。


◆コミュニケーションのポイントを体感するセミナーに参加しませんか?
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆プロジェクトを成功させるコミュニケーションマネジメント
   〜コミュニケーションミスをなくし生産性を向上させる◆(7PDU's)
  日時・場所:東京:2016年 12月 02日(金)10:00-18:00(9:40受付開始)
           ちよだプラットフォームスクウェア(東京都千代田区)
        大阪:2016年 08月 30日(火)10:00-18:00(9:40受付開始)
           大阪中央公会堂(大阪市北区)
  講師:鈴木道代(プロジェクトマネジメントオフィス、PMP、PMS)
  詳細・お申込 http://pmstyle.biz/smn/comm20.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、共催:PMAJ
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  【カリキュラム】                     
 1.コミュニケーションとは何か
 2.コミュニケーションの難しさ(演習)
 3.プロジェクトにおけるコミュニケーションとコミュニケーションマネジメント
 4.コミュニケーションマネジメントを計画する
 5.コミュニケーションマネジメントの実践(進捗報告のロールプレイ) 
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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