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第35回 チームパフォーマンス向上(2015.03.17)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆チームパフォーマンス向上

コミュニケーションニーズとして、プロジェクトマネジメントで行いたいこと、以下の項目があります。

・上位組織へのQCDSの予実のタイムリーかつ正確な報告
・顧客満足度向上
・メンバーのプロジェクト貢献動機向上
●チームパフォーマンス向上
・納期意識を高める
・品質意識を高める
・リスクマインドの向上
・プロジェクトに対する信頼構築
・調達物品質の向上
・ゴールの共有
・スムーズな変更管理の実現
・プロジェクトの安全意識の向上

本号では、「チームパフォーマンス向上」を阻害しているものが何かってことを考えてみましょう。

そもそも、プロジェクトのパフォーマンスは、プロジェクトチームのパフォーマンスによって決まります。また、チームのパフォーマンスは、メンバー個人のパフォーマンスの総和ではなく、メンバー個人のパフォーマンスとチームマネジメントの積として、決まっています。

プロジェクトの成果物は、メンバーひとりで全部完成するわけではありませんし、一人が完成した成果物を他のメンバーが引き継いで、プロジェクトの成果物への完成していきますので、引き継ぎのパフォーマンスがとても重要になっています。

また、複数人で一つの成果物を完成するのであれば、複数人でどのように作業を分担するのか、一人が作業を終わったときに、他の人がサポートをするのかしないのかなどによって、チームのパフォーマンスが大きく左右されます。

つまり、チームマネジメントとは、2人であれば、2人分のパフォーマンス、3人であれば、3人のパフォーマンスが十分に出せるようにすることが、求められているのです。

そのために必要なことは、ビジョンや目的・目標の共有と合意をすることで、作業の分担に合意できるだけでなく、自ら進んで、分担と協力ができるようになってくるはずです。

そして、できれば、プロジェクトを開始する段階で、ビジョンや目的・目標の共有、さらに進んで、それらをワークショップで考えることが、その後のプロジェクトチームのパフォーマンスを向上させることにつながっています。

急がば回れ、ですね。

また、チームの状況やコミュニケーションに問題があり、チームパフォーマンスが良くないようだ、と感じる場合には、アンケートを使って、その状況や原因をを分析する「コミュニケーション監査」という手法がありますので、試してみるのも一つの手です。

コミュニケーション監査については、下記のコラムを参照してください。

 PMの道具箱 第48回 コミュニケーション監査

そのアンケートの中では、例えば、

・私はプロジェクトメンバーを信頼している
・プロジェクトメンバー同士の人間関係はうまくいっている
・私はプロジェクトメンバーとの関係に満足している
・私はプロジェクトマネジャーを信頼している
・プロジェクトマネジャーは私に対して誠実である
・プロジェクトマネジャーは私の話をよく聞いてくれる
・私は遠慮なく、プロジェクトマネジャーの意見に反対できる

などの質問をメンバーに匿名で、5段階で評価してもらい、メンバーの平均とプロジェクトマネジャーの結果とに乖離はないかどうか、メンバーの中で大きく差がないかどうかをチェックすることによって、原因をあぶり出すことができますので、、ぜひ試してみてください。


◆コミュニケーションマネジメントのセミナーを開催します
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆プロジェクトを成功させるコミュニケーションマネジメント
   〜コミュニケーションミスをなくし生産性を向上させる◆(7PDU's)
  日時・場所:東京:2016年 12月 02日(金)10:00-18:00(9:40受付開始)
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  講師:鈴木道代(プロジェクトマネジメントオフィス、PMP、PMS)
  詳細・お申込 http://pmstyle.biz/smn/comm20.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、共催:PMAJ
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  【カリキュラム】                     
 1.コミュニケーションとは何か
 2.コミュニケーションの難しさ(演習)
 3.プロジェクトにおけるコミュニケーションとコミュニケーションマネジメント
 4.コミュニケーションマネジメントを計画する
 5.コミュニケーションマネジメントの実践(進捗報告のロールプレイ) 
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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