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第9回 プロジェクトのチームって?(2010.09.21)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆プロジェクトのチームって?

前回は、プロジェクトマネジメント実践研修の振り返りでリーダーシップ行動についても振り返った結果について、お話ししました。

   『場』を共有すること

今回も、セミナーでのお話です。

「プロジェクトの計画・実行とそのポイント」

セミナーを年に2回から3回開催しています。
このセミナーは、個人的に、一押しのセミナーです。

なぜかと言いますと、プロジェクトマネジャー、プロジェクトリーダー、メンバーのどの立場の方でも、プロジェクトのチームって何なんだろう、プロジェクトの成果って何だろう、を考えていただくセミナーになっているからです。

と宣伝はここまでにして、

セミナーでは、簡単なプロジェクトを2つ、チームを組んで、行っていただいています。
1回目は、レゴブロックを使いますので、その器材に慣れていただくことと、チームビルディングが主体です。
その振り返りと講義をインプットとして、2回目のプロジェクトの計画をWBSからリスク計画、コミュニケーション計画までを作成し、計画に従って実行していただきます。

今までの傾向では、1回目のプロジェクトがうまく行かなかったチームは、なぜうまく行かなかったのか、次は改善しようと振り返りを行い、2回目大成功を収めることが多いです。

1回目がうまく行ったチームは、なぜうまくいったのかの振り返りが少ないく、また、より高度なことにチャレンジしようとし、2日目を失敗することが多いです。

しかし、ともに振り返りをするところで、チームメンバーの本音の発言により、チームとして目指すべきところの共有ができてきます。すると、2回目に失敗しそうになっても、チームとして目指すべきところがあれば、必ず誰かから、ワーニングの発言が出てくるんですね。

それがPMであれば、PMとして予測することに長けているとも言えますし、リスクに敏感であるとも言えます。メンバーからの発言であれば、予測やリスクの他に、思ったことが話せる、発言できる場があるチームであると言えます。

プロジェクトチームとして目指したいところは、チームとして多様性のある意見がどんどん発言され、全員が納得できる解決方法やアプローチでプロジェクトを進めていける状態です。

セミナーでは、このようなチームビルディングができているチームは、必ず、よい成果を上げています。

ところが、本セミナーは気づきを得ていただいて、業務でその気づきを適用していただくことを受講成果としています。

成功したチームは、それなりに気づきを得ていただくことができますが、失敗したケースの方がもっと気づきが多く、セミナーとしては、その方が結果としてよい場合もあります。

たとえば、失敗事例として、

・プログラムに集中してしまい、進捗会議をする(正しく報告する)ことができず、他の人が心配するばかりで最後までそのまま行ってしまい、終わってしまう

・プロジェクトの行く末を大きく狂わす技術的検証を最初ではなく、最後に行い、結局、できなかった

・PMが作業に集中してしまい、マネジメント不在になった

などがあり、どれもこれも現実にあることばかりです。

先日は、初めてのケースだったのですが、あるチームが、1回目も2回目もうまくいきませんでした。

講師の指導力不足という反省点も大アリですが、最後まで、チームとして動くことができませんでした。

チームとして必要なスキルセットである

・業務スキル:レゴブロックを使うのは久しぶり人が多い
・問題解決スキル:レゴブロックの組み立てで今まで困ったことなどない人が多い
・コミュニケーションスキル:チーム内での話し合いは、通常特に問題はない人が多


の3つのうち、そのチームは、特にどれかが不足していたというわけではなかったのですが、チームとして動けなかったため、3つのスキルをチームとして使えなかった結果になりました。
レゴブロックを使えない、問題を解決できない、コミュニケーションをとれない

その失敗の中で、プロジェクトはチームができていないと、能力を発揮することができず、成果として現わすことができない、という気づきを得ることができれば、セミナーでの失敗は、これからのプロジェクトの成功に結び付くと、講師としては考えています。また、それが、PMコンピテンシーの強化に結び付きます。

◆コミュニケーションマネジメントのセミナーを開催します
━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆プロジェクトを成功させるコミュニケーションマネジメント
   〜コミュニケーションミスをなくし生産性を向上させる◆(7PDU's)
  日時・場所:東京:2016年 12月 02日(金)10:00-18:00(9:40受付開始)
           ちよだプラットフォームスクウェア(東京都千代田区)
        大阪:2016年 08月 30日(火)10:00-18:00(9:40受付開始)
           大阪中央公会堂(大阪市北区)
  講師:鈴木道代(プロジェクトマネジメントオフィス、PMP、PMS)
  詳細・お申込 http://pmstyle.biz/smn/comm20.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、共催:PMAJ
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  【カリキュラム】                     
 1.コミュニケーションとは何か
 2.コミュニケーションの難しさ(演習)
 3.プロジェクトにおけるコミュニケーションとコミュニケーションマネジメント
 4.コミュニケーションマネジメントを計画する
 5.コミュニケーションマネジメントの実践(進捗報告のロールプレイ) 
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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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