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第2回 プロジェクトにおけるリーダシップ、そのタイプ (2010.03.26)

プロジェクトマネジメントオフィス 鈴木 道代


◆プロジェクトにおけるリーダシップ、そのタイプ

前回は、PMBOK(R)ガイドを引用し、プロジェクトマネジャーは専門分野の知識と一般的なマネジメント知識の他に、プロジェクトマネジメント野知識と知識を活用して実行する能力、人間性が必要であり、人間性とは、基本姿勢、中核となる個性、リーダシップが備わっている優れた人格のことを指していることを述べました。

リーダーシップとは、課題達成のために他者に影響を与えるプロセスであり、その行動のことです。

それでは、リーダーシップにはどのようなタイプがあるのかと調べてみますと、

 専制型リーダシップ・放任型リーダーシップ・民主型リーダーシップ

 先導型リーダーシップ・支援型リーダシップ

 指示型リーダーシップ・コーチ型リーダーシップ・サポート型リーダーシップ・権限委譲型リーダーシップ

などがあります。

リーダーシップのタイプは、どの分類でもかまわないのですが、
まず、自分がどのタイプなのかを考えるとともに、今、この状況ではどのタイプのリーダシップを発揮すべきかを考えることが重要です。

PMstyleでは、プロジェクトにおけるリーダーシップを次の5つに分類しています。

・インストラクション型
 指示・命令を中心にプロジェクトを運用していこうとするタイプである。「言われたとおりにやれ」というタイプ。

・プロフェッショナル型
 自分の行動を規範として示すことにより、メンバーにその模倣を求める職人タイプのリーダーシップ。「やるとおりにやれ」というタイプ。

・ビジョン型
 フェアで、的確なビジョンを示すタイプである。「ついてこい」というタイプ。

・ファシリテーション型
 プロジェクトメンバーのコミットメントを重視し、メンバーとのコミュニケーションにより、プロセスをマネジメントすることにより、プロジェクトの一体感を引き出そうとするタイプである。「みんなはどう思う?」というタイプ。

・コーチ型
 メンバーをコーチすることにより、メンバーに正しい方向を気付かせ、また、成長させることによりプロジェクトを円滑に進めていこうとするタイプ。コーチングのやり方はいろいろあるが、例えば「どうすればいいんだろう?」というタイプ。

皆さんはどのタイプでしょうか?
この質問をしますと、90%の方がファシリテーション型と言われます。

ファシリテーション型が最も良いというわけではなく、

プロジェクトマネジャーのタイプによって、どのリーダシップを発揮したらいいのかも異なりますし、相手によっても異なり、ましてや、状況によって、例えばトラブル時やプロジェクトの立上げ時によっても異なるはずです。

まず、自己の強みや弱みを把握し、その上でどのリーダーシップを発揮するのが良いかということになります。

強み弱みの把握は、自己のスキルのたな卸しやコンピテンシーの測定によって行うことができます。

コンピテンシのチェックはこちらでできます。是非、試してみてください。


その他、サーバントリーダシップという考え方がありますが、それは次回に。

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著者紹介

鈴木道代、PMP、PMS
株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、PMstyleプランナー
神戸大学工学部卒業後、アパレル企業の情報システム部に所属し、データベース管理者、システムエンジニア、リーダーとして社内システムの開発・マネジメントに携わる。
その後、独立し、小規模のシステム開発プロジェクトを受託し、プロジェクトマネジメントや開発マネジメントを担当する。
2004年、PMPを取得し、株式会社プロジェクトマネジメントオフィスにて、プロジェクトマネジメントのコンサルティング、研修講師、セミナー講師を担当する。2010年、PMS取得。

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